ヒュルケンベルグ、フェアな対処を主張も接触を予想「ルクレールは焦って、意気込みすぎていた」

2019年5月29日(水)14時27分 AUTOSPORT web

 ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは、モナコGPの決勝レース序盤でシャルル・ルクレール(フェラーリ)と接触したことについて、ルクレールが“焦っていて、あまりにも意気込んでいた”ことが原因だと語っている。


 母国グランプリを迎えたルクレールは、予選でのチームの戦略ミスにより、15番グリッドと後方からレースをスタートすることになり、決勝では最初から全力で追い上げようとしていた。彼はスタートでランド・ノリス(マクラーレン)を抜き、ラスカス(ターン18)では大胆な動きを見せてロマン・グロージャン(ハース)に追いついて抜き去った。


 翌周には、同じ場所でルクレールがヒュルケンベルグのイン側を突いたが、2台は接触してしまった。ヒュルケンベルグは接触を切り抜けたが、パンクに見舞われてピットインを余儀なくされた。一方ルクレールは、最終的にリタイアすることになった。


 ヒュルケンベルグは、ルクレールの行動は彼の焦りと苛立ちを表していると感じている。


「まず彼が後方から追い上げてきて、差はほんの少しになってしまった」とヒュルケンベルグは語った。


「そして彼がオーバーテイクを仕掛けているのを見たので、僕はフェアに対処し、ステアリングを操作して彼にスペースを残そうとした。僕たちふたりが走れるようにね」


「彼はスピンして僕に接触した。僕はウォールにぶつかるようなことはなかったが、彼は僕のリヤタイヤを切り裂いてしまった。彼があの時、意気込みすぎていたのは明らかだと思う」


 またヒュルケンベルグはレースエンジニアから、ルクレールのオーバーテイクの可能性について警告されていたと語った。


「(オーバーテイクの可能性について)エンジニアから言われていたから、僕は気づいていた。接触が起きそうだと感じていたけれど、ドライバーとしてチャンスを判断しなければならないし、それが本当のチャンスかそうでないかを知らなければならない」


「でも今日の彼はコース上でで少し焦っていたと思う。予選の後ではっきりと苛立っていたし、隊列の前に出たがっていた。でもここはモナコだから、それがいつもうまくいくわけではない」


 土曜日のショッキングな予選の後でルクレールは、決勝レースではリスクを取ることにすると明かしており、彼はその言葉通りのレースをした。


「多くのリスクを取らなければならなかったし、実際にそうした。最初は楽しかったが、残念ながら大失敗に終わった。でもそれはモナコらしいことだ」とルクレールは述べた。


「残念ながら僕たちの本当のペースに見合うポジションではない15番手からのスタートとなったので、挽回するのが難しかった」


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