【安田記念1週前】ソウルラッシュがまたラスト10秒5! 驚異の進化に池江調教師が重ね合わせた名馬とは
2025年5月29日(木)11時56分 スポーツ報知
浜中俊騎手が騎乗し、CWコース併せ馬で追い切られたソウルラッシュ(カメラ・高橋 由二)
◆第75回安田記念・G1(6月8日、東京競馬場・芝1600メートル)1週前追い切り=5月29日、栗東トレセン
ドバイ・ターフからのG1連勝を狙うソウルラッシュ(牡7歳、栗東・池江泰寿厩舎、父ルーラーシップ)はCWコースでスペクトログラム(6歳障害未勝利)を内から5馬身半追走。直線では僚馬をあっという間にかわし、最後は3馬身半先着した。時計は6ハロン81秒5だが、ラスト1ハロンは10秒5。2021年暮れに自動計測が始まってから2番目に速かった先週と同じ時計でまとめた。
先週に続き、手綱を執った浜中俊騎手=栗東・フリー=は「今日もいい動き。先週しっかりやって、今週の方が反応は良くなっていました。バランスが以前より良くなっていると思います」と満足そうな表情で振り返った。
池江調教師は「ここにきて、切れが出てきた。すごいよ。体もすごくいい。すごみのあった去年のロマンチックウォリアーのような感じです」と手応えを口にした。
6歳秋から7歳春にかけての「進化」。池江師はある馬の名前を口にした。「ステイがそうだった。もう1年あれば、もっとよくなるのではと思うぐらい、(最後の1年で)グッとよくなった」。
ステイゴールドは、いまやオルフェーヴルなど数多くの名馬を出したことで知られる種牡馬だが、自身が助手として携わった現役時代は7歳時の01年にラストランの香港ヴァーズなど重賞3勝を挙げた。そのステイと同じ7歳時に充実期を迎えたソウルラッシュ。G1連覇でマイル王の座を不動のものにする。