師事した元指揮官がレアル新コーチ就任、柿谷曜一朗「発表3日前にどう思う？って連絡来た」

　6月14日に開幕するFIFAクラブワールドカップ2025を全試合独占無料生配信するDAZNは、開幕前の6月7日に『この夏歴史が変わる！FIFAクラブW杯学』を配信する。29日にはその収録が行われ、出演者の盛山晋太郎さん（見取り図）、槙野智章さん、柿谷曜一朗さん、林陵平さん、ハシヤスメ・アツコさん、中島颯太さん（FANTASTICS from EXILE TRIBE）が大会の注目点を報道陣にも説いた。

　32クラブが参加する新たなフォーマットとなったクラブワールドカップ。賞金額も大幅に増加するなど、どのような盛り上がりを見せるのか注目されるが、出演者はそろって日本から唯一参戦する浦和レッズを応援。セレッソ大阪サポーターの盛山さんは「レッズって日本を代表するサポーターの皆さん。各国、各地域代表のチャントとかも正直楽しみです。サポーターが12人目の選手としてチームを盛り上げてくれるのか。僕はセレッソファンですけど、日本代表としてレッズが行くわけですから、この時ばかりはJリーグの各サポーターがレッズを応援する、この雰囲気もいいなという思いがあるので、楽しみにしたいです」と話す。

　シュライカー大阪の下部チームでプレー経験があるなどする中島さんはパリ・サンジェルマンも応援しているとのことで、注目選手にフランス代表MFデジレ・ドゥエをピックアップ。「若くて、素晴らしい判断と実力もあって、どれだけこのクラブワールドカップでかましてくれるかを楽しみにしています」とコメントする。

「現役中に一番出たかった大会」という柿谷さんは、注目ポイントとしてレアル・マドリードを挙げ、現役時代に徳島ヴォルティスで指導を受けたベニャート・ラバインがシャビ・アロンソ新監督のもとでのコーチングスタッフとして加わったことに言及。「すごく仲がいいんです。発表がある3日前ぐらいに久しぶりにメッセージ来て、『レアル・マドリードのコーチになるけど、どう思う？』って。『いいと思うよ』って返しました（笑）。今回はクラブワールドカップですが、チャンピオンズリーグとか何でも『招待するよ』と言ってくれたので。レアルの試合ももちろん見ていましたけど、応援という感じではなくて。だから今回からレアルはずっと応援しようってちょっと思っています」とホットなエピソードを明かしてくれた。

　浦和在籍時代にクラブワールドカップに出場した経験のある槙野さんは、「僕は中東開催の時に出たので、ちょっと雰囲気的には難しい部分がありましたし、次勝てばレアル・マドリードと対戦という時に負けてしまったので、ちゃんとクラブワールドカップを経験しているかというと、あまりできていない。不完全燃焼に終わった大会なので、こうやって自分がいたクラブが出ることに対してすごくうらやましい反面、どういうプレーを出してくれるのか楽しみ」とコメント。同じく柏レイソル時代に出場経験がある林さんも「クラブワールドカップの雰囲気は普段のJリーグとまったく違いました。圧倒的な雰囲気がピッチにあって。レベルも高いですし、一つひとつのプレーに対する緊張感が違いました。面白かったですけど、かなり大変というか、難しいゲームでした」と振り返る。

　その二人が注目選手として挙げたのは浦和からは西川周作（槙野）と松尾佑介（林）。海外勢では槙野さんがバイエルン所属のイングランド代表FWハリー・ケインを選び、「これまで長くタイトルを取れてない中、やっとチームとしてタイトルが取れたシーズンでしたし、得点王も取っている。このクラブワールドカップでまたタイトルが取れるのか注目したいです」とし、林さんは「僕はレアル・マドリードで、ちょうどクラブワールドカップから出場するディーン・ハイセン。ボーンマスから移籍してきたセンターバックで、長身でビルドアップもすごくうまい選手なので、かなり注目しています」と、今夏の移籍市場でレアル・マドリードが最初に獲得したスペイン代表DFを紹介している。