「なんてこった。ボールを破壊した」大谷翔平が名投手から放った140m弾に米記者たちも愕然「これは芸術だ」

2023年6月1日(木)10時58分 ココカラネクスト

内角への速球を力強くかち上げ、スタンドに運んだ大谷。(C)Getty Images

 連日の特大アーチが野球を愛する人々を熱狂させている。

 現地5月31日に行なわれたホワイトソックス戦に「3番・DH」で先発出場した大谷翔平(エンゼルス)は、第2打席と第3打席にそれぞれ豪快な2ランを記録。3打数2安打(2本塁打)4打点と図抜けた活躍を見せ、チームの大勝(12対5)の勝利に貢献した。

【動画】どこまで飛ばすんだ!大谷が今季最長飛距離の140メートル弾、2打席連発となる15号2ランのシーン

 とりわけ圧巻だったのは、4回表に放った今季15本目となる一発だ。1死二塁の局面で相手ベテラン右腕のランス・リンと対峙した大谷はフルカウントからインハイに投じられた93.4マイル(約150.3キロ)のフォーシームを“かち上げる”ように強振。捉えた瞬間にリンが目線で追うのを諦めた打球はグングンと飛距離を伸ばし、飛距離459フィート(約140メートル)、打球角度30度でライトスタンドに着弾する特大アーチとなった。

 無論、現地の識者たちからの反響は止まらない。MLB公式サイトのブレント・マグワイア記者は「なんてこった……。オオタニはボールを破壊した」と特大弾となった15号の凄まじさを強調。さらに大の大谷好きとして知られる米スポーツ専門局『FOX Sports』のアナリストを務めるベン・バーランダー氏は「僕らはこれを支配された暴力と呼んでいる」と独特な表現でもって偉才の類まれなパワーを褒めちぎった。

 そして、極めつけは米スポーツ・メディア『Barstool Sports』のジャレッド・カラビス記者だ。かねてから大谷を「怪物」「史上最高の野球選手」と高く評価してきた同記者は、メジャー127勝を挙げてきた名投手リンから放った特大アーチを短くも、適切な表現で称えた。

「これは芸術だ」

 文字通り芸術的な力強い一打で、メジャーリーグの本塁打ランクで2位に浮上した大谷。この勢いはどこまで続くのかは大いに興味深いところである。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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