「多くの試合に出場できたのはポジティブ」三笘薫が躍進のシーズンを総括「もう一段階上げなければ」と危機感も

2023年6月6日(火)6時10分 ココカラネクスト

シーズンを通して出場機会を確保できたのは「ポジティブなこと」と三笘は語った(C)Getty Images

 プレミアリーグを舞台に一躍ブレイクを果たしたブライトンの三笘薫。もはや代名詞とも言える、得意のドリブルが威力を発揮し、数えきれないほどの好機を生みだした。また、チャンスメイクのみならず決定力も見せつけ、自らにより得点を挙げることへの「執念」も垣間見えるシーズンとなった。

 リーグ戦では序盤こそ途中出場が続いたものの、12節のチェルシー戦で初めてスタメンの座を掴むと、以降はレギュラーとしての地位を確立、攻撃の軸としてチームの躍進を支えた。

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 リーグ公式戦は先月末ですでに全日程を終えている中で、現在メディアではクラブ史上初のヨーロッパリーグ出場権獲得にも大きく貢献するなど、その名を轟かすこととなった日本人アタッカーの声を伝えている。

 イングランド国内のニュースサイト『Sussex Live』では現地時間6月4日(日本時間5日)、来季への決意を語った三笘のインタビュー記事を配信。自身による今季の振り返りやプレミアリーグ2シーズン目を見据えた決意などが綴られている。

 同メディアは「この日本代表選手は昨年8月のスコアレスドローに終わったニューカッスル戦でプレミアリーグ初出場を果たした。1月にレアンドロ・トロサールがアーセナルに売却された後は、左MFの役割をしっかりと果たし、ロベルト・デ・ゼルビの下でブライトンのキープレーヤーに急成長した」として、今季のパフォーマンスを振り返った。

 記事では三笘自身のコメントとして「1年目のシーズンでコンスタントに多くの試合に出場できたのは、ポジティブなことだった。また、大きなケガをしなかったことも良かった」と語る一方で、「しかし、自分のプレーの質をもう一段階上げなければ、次のシーズンは難しいものになる」との意気込みも紹介されている。

 これについて同メディアは「チェルシー、トットナム、リバプールなど、リーグのライバルへの警告」と評しており、来季、成長を遂げることで他クラブのさらなる脅威となり得ると指摘した。

 また三笘からは他にも「サポーターはホームでもアウェイでも大きな声で応援してくれる」など周囲への感謝の言葉も発せられており、同メディアは「南海岸での生活を愛し、来シーズンもシーガルズでの計画を立てているようだ」と心情を読み解いている。

 デビューシーズンでは確かな結果を残し、チームやファンからの信頼も得られることとなった三笘。来季も強い覚悟でピッチに立ち、欧州での戦いにおいて、さらなる高みに向かってゆく。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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