ホアキンが自身の引退試合で2得点! 日韓W杯メンバーのカシージャスや元同僚のデニウソンらが集結

2023年6月7日(水)17時4分 サッカーキング

ホアキンの引退試合が開催された [写真]=Getty Images

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 ベティスの元スペイン代表MFホアキン・サンチェスの引退試合が、6日に『ベニート・ビジャマリン』で行われた。

 1981年7月21日生まれのホアキンは現在41歳。ベティスの下部組織出身の同選手は、ベティス、バレンシア、マラガ、フィオレンティーナの4クラブで活躍した。ラ・リーガでは通算622試合に出場し、アンドニ・スビサレッタ氏と並んで歴代最多出場数記録を保持。また、スペイン代表としても通算51キャップを誇り、FIFAワールドカップに2度、EUROに1度出場している。

 そんな“生ける伝説”の引退試合が6日、ベティスの本拠地『ベニート・ビジャマリン』で開催。マヌエル・ペジェグリーニ監督が率いるベティスは、主将MFホアキンやMFセルヒオ・カナレスらに加えて、2004−05シーズンのコパ・デル・レイ優勝メンバーのデニウソンやリカルド・オリヴェイラらが名を連ねた。対するレジェンドチームは、2002年の日韓W杯メンバーのイケル・カシージャスやフェルナンド・モリエンテス、さらにバレンシア時代の“戦友”ミケル・アンヘル・アングロら豪華メンバーが集結した。

 ホアキンの最後の勇姿を見届けようと6万人のベティコが集まった中で、引退試合はキックオフ。まず、レジェンドチームが27分にサンティ・カソルラのゴールで先手を取る。一方のベティスは31分、ボルハ・イグレシアスのお膳立てからホアキンが同点弾を挙げると、その2分後には、ホアキンがスピードに乗ったドリブルで相手DFを置き去りにして逆転ゴール。さらに36分、今度は、現役時代を彷彿とさせるドリブルで左サイドを突破したデニウソンからオリヴェイラがゴールネットを揺らして3−1で前半を折り返した。

 後半は、両チームがゴールラッシュでホアキンの引退に花を添えた。レジェンドチームがノリートの2ゴールを含む3得点を決めると、ベティスもルベン・カストロやフアンミらが負けじと応戦。最終的に6−4でベティスが勝利している。

 なお、先発出場したホアキンは57分までプレーすると、万雷の拍手に包まれながらプロキャリア23年間に幕を下ろした。途中交代でピッチを退いた後、同選手は「この光景を口で説明するのは難しいね。ここでしか起こらないこと。スタジアムが満員になり、多くのチームメイトやレジェンド、ベティコが楽しんでいるのを見るのは夢、いや夢以上のものだ。みんなの記憶に残る魔法のような夜」としつつ、「僕の期待を超えている。みんなからの愛情は感じていたけど、こんなにも大きいなんて…参ったよ」と万感の思いを明かした。

 以下、引退試合参加メンバー。

■ベティス(監督:マヌエル・ペジェグリーニ)
スタメン
トニ・ドブラス(GK)、アイトール・ルイバル(DF)、ファニート(DF)、ダビド・リバス(DF)、フアン・ミランダ(DF)、マルコス・アスンソン(MF)、ホアキン・サンチェス(MF)、デニウソン(MF)、フェルナンド(MF)、ボルハ・イグレシアス(FW)、リカルド・オリヴェイラ(FW)

ベンチ
ペドロ・コントレラス、ルイス・フェルナンデス、フアン・メリーノ、フェルナンド・バレラ、ファンミ、アルス、ホセ・カニャス、エドゥ、セルヒオ・カナレス、カピ、トニ・プラッツ、イト、アルバロ・セフード、ワシントン・タイス、アンドレス・グアルダード、アントニオ・バラガン、アジョセ・ペレス、ベンジャミン・サランドーナ、ルベン・カストロ、メッジ、リカルド、ルーカス

■レジェンドチーム(監督:ホセ・アントニオ・カマーチョ)
スタメン
イケル・カシージャス(GK)、セルヒオ・ラモス(DF)、カルロス・マルチェナ(DF)、ジョアン・カプデビラ(DF)、ミケル・アンヘル・アングロ(MF)、ダニ・セバージョス(MF)、グティ(MF)、サンティ・カソルラ(MF)、アルベルト・ルケ(FW)、ジュリオ・バチスタ(FW)、ラウル・ゴンサレス(FW)

ベンチ
ブルーノ・サルトール、ロベルト・カルロス、ダビド・アルベルダ、イグナシオ・カマーチョ、ガイスカ・メンディエタ、ハビエル・サビオラ、セルヒオ・レオン、フェルナンド・モリエンテス、ノリート、ディエゴ・トリスタン、ルート・ファン・ニステルローイ、エクトル・ベジェリン、ボルハ・バレロ、ぺぺ・レイナ、セルジオ・ドゥダ

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