WRC第8戦イタリア:シトロエンのワン・ツーで幕開け。トヨタが総合3〜4番手で続く

2019年6月14日(金)10時5分 AUTOSPORT web

 2019年のWRC世界ラリー選手権は6月13日、第8戦イタリアのSS1が行われ、セバスチャン・オジエ(シトロエンC3 WRC)が総合首位、チームメイトのエサペッカ・ラッピ(シトロエンC3 WRC)が総合2番手に続き、シトロエンがワン・ツー発進を切った。トヨタ陣営はオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)が総合3番手、クリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)が総合4番手だ。


 グラベル(未舗装路)イベントのラリー・イタリア・サルディニア。競技幕開けとなる走行距離2kmのSS1は、イッティリにあるモトクロス用コースを舞台に2台が同時走行するスーパーSS形式で行われた。


 開幕前のシェイクダウンでもトップタイムを刻んでいるオジエは、タナクと同時にステージを走行すると、暫定トップだったラッピをコンマ1秒上回る2分0秒7のタイムを刻み、総合首位を奪ってみせた。


「たとえコンマ1秒でもリードは多いほうがいい」とオジエ。


「ただ明日(競技2日目)は先頭走者を務めることになるから、今日とは違う展開が待ち受けているだろう。全力でプッシュして、明後日以降の戦いを有利な出走順で戦えるようにしたいね」


 シトロエンの2台に続く総合3〜4番手はTOYOTA GAZOO Racing WRTの2台が確保。総合4番手につけたミークは「(最終SSでクラッシュした前戦)ポルトガルでは楽しみながらドライブできていた。滑りやすいコンディションでも問題はなかった」とコメントしている。

総合4番手につけたクリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)


「今回のラリー・イタリア・サルディニアのほうが、さらに滑りやすいコンディションだから、マシンのパフォーマンスには自信を持っているよ」

ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)はブレーキトラブルで総合10番手とやや出遅れた


 トヨタの残る1台、ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)はSS1にあるウォータースプラッシュを通過した際、ブレーキに問題を抱えてしまいタイムを伸ばせず。トップと4秒差の総合10番手でSS1を走り終えている。

WRC2を戦う勝田貴元(フォード・フィエスタR5)


 下位クラスのWRC2を戦う勝田貴元(フォード・フィエスタR5)はクラス5番手、総合22番手で走行を終えている。


 本格的なグラベルステージの幕開けとなる競技2日目の14日(金)は、SS2〜9までの8SSが行われる予定だ。


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