レアル復帰のB・ディアスが意気込み「世界最高のチームで成功したい」

　ミランからレアル・マドリードへの復帰が決まったスペイン人MFブラヒム・ディアスが、記者会見でその決意を語った。13日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

　現在23歳のB・ディアスはマラガの下部組織からマンチェスター・Cのアカデミーへと移籍し、同クラブでトップチームデビューを果たした。2019年冬にはレアル・マドリードへ完全移籍で加入したが、選手層の厚さもあって安定した出場機会は得られず。2020年夏にミランへのレンタル移籍を経験した。2021−22シーズンにはセリエAで31試合に出場して3ゴール3アシストを記録し、ミランにとって11シーズンぶりとなるスクデットに貢献。2022−23シーズンも主力に君臨し、チャンピオンズリーグでのベスト4入りを経験した。ミランで過ごした3シーズンでは公式戦通算で124試合に出場し、18ゴール15アシストを記録している。

　レンタル先のミランでの3シーズンで成長を遂げたB・ディアスはレアル・マドリードへの復帰について「私はミランで、ピッチの内外で成長し、成熟した。世界最高のチームであるレアル・マドリードで成功したい。戻ってこられてとても嬉しい。僕の人生で最も幸せな日の一つだ。ここにいることは、すべての子供たちの夢なんだ」と胸中を明かした。

　続けて、自身の強みについて尋ねられると、「両足でプレーできることは幸運だ。それが僕にアドバンテージを与えてくれる」と回答。さらに自身のポジションについては「監督が配置する場所が僕のベストポジションだ。外に出ればよりバランスが取れ、中央に行けば攻撃的な選手たちとつながることができる。監督は、僕をどこに置いても幸せになれるよ」と語った。

　また、ポジション争いについても言及し、「競争は存在するが、それは良いことだ。僕は世界最高のチームに所属し、最高の選手たちと共にいる。それは監督にとってもレアル・マドリードにとっても良いことだ。成功するためには、常にハードワーク、謙虚さ、ここの素晴らしい選手たちから学びたいという強い意欲が必要だ。僕は一生懸命働いて、監督の言うことを熱心に聞くよ」と意気込み、決意を新たにした。