ソシエダ、後半に“3失点”で公式戦3連敗…古巣戦にフル出場の久保建英は幾度もチャンスを演出

2025年1月27日(月)2時16分 サッカーキング

ヘタフェ戦でフル出場した久保建英(左)[写真]=Getty Images

 ラ・リーガ第21節が26日に行われ、レアル・ソシエダとヘタフェが対戦した。

 ここまで20試合を消化したリーグ戦で8勝4分8敗を記録し、勝ち点「28」の暫定8位につけているレアル・ソシエダ。13日開催の第19節ビジャレアル戦を皮切りに過酷なスケジュールのなかで次々と試合をこなす同クラブは、ヨーロッパリーグのラツィオ戦から中2日で今節を迎えた。公式戦3試合ぶりの勝利を目指して臨む一戦に日本代表MF久保建英は先発出場。右サイドのアタッカーとして配置されている。

 試合は序盤からレアル・ソシエダがヘタフェの土俵に引きずり込まれる展開となり、激しい肉弾戦と空中戦が多発するゲームに。互いにチャンスを作れないこう着状態が続き、ホームチームは30分にようやくファーストシュートをマークした。久保は32分に鋭いドリブルで右サイドを突破。マイナスの折り返しは味方と合わなかったものの、古巣相手にチャンスを演出する。

 38分にはミケル・オヤルサバルが自陣内でインターセプト。レアル・ソシエダがカウンターに転じ、多くの選手が一斉にスプリントをかける。右サイドでボールを受けた久保が巧みなタッチでボックス内に侵入し、複数の相手を引きつけながらマイナス方向にラストパス。ペナルティエリア手前でマルティン・スビメンディが右足を振るが、ダイレクトで狙ったシュートはマーカーにブロックされた。

 直後にも久保は右サイド深くで華麗な個人技を披露。細かいタッチと鮮やかなフェイントを駆使してマーカーを翻弄し、ライン際から右足でゴール前にクロスを送る。ファーで待つオヤルサバルがヘディングで合わせたが、ボールはGKダビド・ソリア・ソリスがセーブ。防がれはしたものの、久保がレアル・ソシエダの攻撃にリズムを生み出す。

 徐々に勢いが生まれ始めたレアル・ソシエダだったが、後半開始早々にアクシデントが発生。アイヘン・ムニョスが腰の右あたりを痛めてプレー続行が困難となり、51分にハビ・ロペスとの交代を余儀なくされてしまう。そんななか、72分にヘタフェがスコアを動かす。ボルハ・マジョラル・モラが敵陣中央でボールを収め、カルレス・ペレスとのパス交換からエリア内でシュート。GKが弾いたこぼれ球をクリススタントゥス・ウチェが詰めて先制弾を挙げた。

 さらに2分後、自陣右サイドでのボール奪取からヘタフェがカウンターに移行。素早く前進しながら敵陣左サイドにポジションを取ったコバ・ダ・コスタへとパスがわたる。一度はマーカーに奪われかけるが、同サイドを駆け上がるディエゴ・リコがセカンドボールを回収。左足で入れたクロスがゴール前のカルレス・ペレスに繋がる。ハビ・ロペスとのコンタクトを制して枠に流し込み、大きな追加点を決めた。

 その後、85分にヘタフェが3点目をマークし、試合は3−0で終了。勝利したアウェイチームが勝ち点「3」を掴み取った。次節、レアル・ソシエダは来月2日にアウェイでオサスナと対戦。ヘタフェはその前日にホームでセビージャと対戦する。

【スコア】
レアル・ソシエダ 0−3 ヘタフェ

【得点者】
0−1 72分 クリススタントゥス・ウチェ(ヘタフェ)
0−2 74分 カルレス・ペレス(ヘタフェ)
0−3 85分 カルレス・ペレス(ヘタフェ)

サッカーキング

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