パリ五輪世代のU22日本代表がU21EURO目前のオランダとスコアレスドロー

2023年6月14日(水)23時36分 サッカーキング

 パリ五輪世代のU−22日本代表が14日、オーストリアで行われた国際親善試合でU−22オランダ代表と対戦した

 完全非公開の中で行われたイングランドとの一戦で勝利(2−0)を収めた日本は、U−21EUROを目前に控えたオランダと中3日で対峙。イングランド戦のスタメンからは、4選手を入れ替え、GK鈴木彩艶(浦和)、DF内野貴史(デュッセルドルフ/ドイツ)、MF佐藤恵允(明治大)、FW藤尾翔太(町田)が新たに先発に名を連ねた。

 立ち上がりは前からプレッシャーをかけていく日本がトップ下に入った鈴木唯人(ストラスブール/フランス)を起点に何度か良い形を作り、8分にはボックス左角付近から加藤聖(V長崎)が際どいシュートを放つ。対するオランダも11分、ボックス右に侵入したエライス・タフサンのシュートが日本ゴールを襲ったが、これはGK鈴木の好セーブとクロスバーに助けられた。

 その後はオランダにボールを持たれる時間が続いたが、21分にショートカウンターから三戸舜介(新潟)がボックス左で深さを作り、落としたボールを佐藤恵允が右足でシュート。DFの足に当たったボールは枠をわずかに外れた。日本は30分過ぎにも素早いトランジションから右サイドでボールを持った内野のクロスにボックス中央の藤尾が頭で合わせるも、枠を捉えきれない。

 40分過ぎには藤尾のロングシュートが枠を捉える場面もあったが、これはGKに阻まれ、前半はゴールレスのまま終了した。迎えた後半は、ハーフタイムに3選手を入れ替えたオランダに対応しきれない時間が続いたが、徐々に落ち着きを取り戻すと、53分にはカウンターからボックス左に侵入した鈴木が倒されるも、ノーファウルの判定でPKを獲得することはできない。

 試合は再び日本ペースとなるが得点機は訪れないまま時間は経過。終盤には互いにゴール前で2度ずつ決定機を作り出す場面もあったが、両守護神と守備陣がゴールを破らせず、試合は0−0の引き分けという結果に終わった。

 日本は途中出場の西川潤(鳥栖)が負傷交代となるアクシデントもあったが、今回の欧州遠征を1勝1分けで終えることに。前回のイングランド戦を「50点」と評したU−22日本代表の大岩剛監督は試合後、今回の一戦について「イングランド戦よりは評価していいと思う」とコメント。パリ五輪まで約1年、指揮官は欧州遠征の中で掴んだ手応えを、9月から始まるアジア予選で「表現していく」ことを誓った。

 本大会まで約1年を

【スコア】
U22オランダ代表 0−0 U22日本代表

【得点者】
なし

【スターティングメンバー】
▼U−22日本代表(4−2−3−1)
GK:鈴木彩艶
DF:内野貴史(82分 関根大輝)、鈴木海音、木村誠二、加藤聖
MF:山本理仁、藤田譲瑠チマ;三戸舜介(74分 松村優太)、鈴木唯人、佐藤恵允(74分 平河悠)
FW:藤尾翔太(82分 西川潤→89分 重見柾斗)

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