FC東京、アルベル監督の退任を発表「感謝の言葉とともに、日本に別れを告げたい」

2023年6月14日(水)10時3分 サッカーキング

アルベル監督にとって、コンkはFC東京を率いる2シーズン目だった [写真]=金田慎平

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 FC東京は14日、アルベル・プッチ・オルトネダ監督の退任を発表した。今回の決定に伴い、村松尚登通訳もクラブを離れることとなる。なお、後任監督が決定するまでの期間は、安間貴義ヘッドコーチが暫定的に指揮を執ることが伝えられた。

 アルベル監督は1968年4月15日生まれの現在55歳で、スペイン・カタルーニャ出身。名門バルセロナで若手発掘・育成に努め、スカウトだけでなくラ・マシア(アカデミー)のコーチやダイレクターを歴任してきた。その他国内クラブのコーチ、ガボン代表のテクニカルダイレクター、ニューヨーク・シティでのヘッドコーチなどの経験を経て、2020年よりアルビレックス新潟の監督に就任。新潟では初年度こそ明治安田生命J2リーグで11位フィニッシュに終わったが、続く2021シーズンはアルベル監督の掲げるスタイルが浸透し、上位争いを演じた。最終的には6位でフィニッシュしている。

 2022年よりFC東京の指揮官に就任。初年度となった昨シーズンは明治安田生命J1リーグを6位で終えた。今季はなかなか安定して白星を掴めず、第17節終了時点で5勝4分8敗という成績に。リーグ折り返し時点で積み上げた勝ち点「19」は、J2降格の憂き目を見た2010シーズンに並ぶ数字だった。現在は明治安田生命J1リーグ3試合連続で3失点中。3連敗を喫しており、このタイミングでクラブを離れることが決まった。

 退任に際し、アルベル監督はFC東京のクラブ公式HPを通してコメントを発表している。

「人生には出会いと別れはつきものです。それゆえに、今回の別れも私は人生の様々な経験のうちの一つとして冷静にそして自然体で受け止めています。ですから、クラブのこの決断がクラブと選手たちにとって最善なものになることを私は心から祈っています。ファン・サポーターのみなさん、どうか選手たちに引き続き熱い応援とたくさんのエネルギーを与えてください。みなさんの支えがあれば、間違いなく彼らは後半戦で素晴らしい戦いをしてくれることでしょう」

「私とともに戦ってくれたすべての選手たち、私のことをリスペクトしてくれてありがとう。大金会長、川岸社長、そして小原GM、私を信頼してくださり、そしていつも誠実に接してくださり、ありがとうございました。どうか私の過ちをお許しください。テクニカルスタッフ、メディカルスタッフ、マネージャーやホペイロ、クラブスタッフ、ランドリー&クリーニングレディ、食堂や施設のスタッフの方々、ありがとうございました。みなさんは素晴らしいプロフェッショナルであり、素晴らしい人間です」

「感謝の言葉とともに、日本に別れを告げたいと思います。アリガトウ、ニッポン。サヨナラ、ニッポン」

サッカーキング

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