バドミントン全道高校大会 男子シングルスは北海・津川祐太が初優勝「正直、優勝できると思わなかった」

2024年6月15日(土)5時40分 スポーツ報知

優勝カップと表彰状を手に笑顔を見せる北海・津川祐太

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◆バドミントン 全道高校体育大会(14日・北ガスアリーナ札幌46)

 男女シングルス、ダブルスの全道決勝が行われた。男子シングルスは北海の津川祐太(3年)が初優勝を飾った。女子シングルスは札幌北斗の江川舞星(まい、2年)が初の全道制覇。ダブルスは、男子が旭川実の川田光太、中塩奏太(ともに3年)ペア、女子が酪農学園大とわの森三愛の斎優涙(ゆうな)、原田夏帆(ともに3年)ペアが優勝した。

 試合終了の瞬間、津川は苦痛と喜びが入り交じった表情で何度も小さく飛んだ。「終盤に右太ももがつりそうになって…」。男子ダブルスを制した旭川実の川田光太(3年)の猛追を捨て身のショットで断ち切り、最後の夏に初タイトルを獲得した。「今大会は強気に攻撃の形を見せ続けることができた」と胸を張った。

 5歳から競技を始め、小学生の頃から全国クラスの実力を付け、中学は単身、関東の強豪校に進学した。だが周囲となじめず、中学2年で地元・札幌の中学に転校した。幼きの日の挫折にくじけず、高校は北海に進学。全道Vへの道は険しかったが、花が開いた。「正直、優勝できると思わなかった」と本音が漏れた。

 昨年大会は3位ながら北海道開催の高校総体に出場し、初戦敗退した。2度目の総体(7月30日開幕、佐賀)へ「去年より上に行くことを目指す。まずは1勝かな」と自然体で勝負の時を待つ。(飯塚 康博)

 女子シングルスは、札幌北斗の江川がうれしい初Vだ。初の決勝の舞台で、旭川実の栗栖優月(3年)に対処し、緩急を付けたショットで終始攻め立てた。1月の全国選抜予選は4強、5月の国体予選は8強と頂点は遠かったが、「チームだけでなく、他校の方々にも応援してもらった。多くの方々に支えられて勝てた」と喜びをかみしめた。初出場の高校総体へ「自分がどこまで通用するか。8強を目指したい」と意気込んだ。

スポーツ報知

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