「敵地でのイノウエ戦に動じていない」井上尚弥の挑戦を受けるフルトンが自信の発言!「俺は違う」

2023年6月22日(木)14時55分 ココカラネクスト

井上と対戦するフルトンは防衛に自信を見せている(C)Getty Images

 決戦に向け、王者の熱意が伝えられている。

 7月25日、東京・有明アリーナでプロボクシングWBC&WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、スティーブン・フルトン対井上尚弥の一戦が行われる。挑戦者として挑む前世界バンタム級4団体王者の井上はスーパーバンタム級デビュー戦となるものの、実績やホームリングであることなどから優位とみる声が少なくない。すでにフルトンからベルト奪取後、同階級における「4団体統一」のプランさえも論じられているほどだ。

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 一方で米国メディアでは、チャンピオンとしてタイトル防衛を見据えるフルトンによる、試合への意気込みが伝えられている。ボクシングサイト『Ringnews24』では王者のコメントを紹介しており、その中には敵地での戦いとなることや、「過去最強」とも目される挑戦者と拳を交えることなどへの、覚悟が伝わる言葉もみられる。

 現地時間6月21日に配信となったトピックにおいて、同メディアは「たいていのボクサーはイノウエと対戦することを嫌がるだろう。しかしフィラデルフィアの28歳、フルトンは普通のボクサーとは違う」と称えた上で、王者のコメントを紹介、自信に満ちた言葉が並ぶ。

 フルトンは「俺は金のためにこの試合に出たわけじゃない。それは他の選手がやりたいこと。それは俺の考え方じゃない。俺のマインドは、自分が勝てるとわかっているからこそ、あそこに行くんだ。自分を試したいんだ」と語っているとして、自らの勝利を強く信じている様子を覗かせている。

 さらに、過去のエピソードとして2021年1月、初めて井上の名前を聞いた時の自身の思いを振り返っており「彼のことを聞いたのは初めてだった。俺は彼と戦うと言ったんだ。『いずれ日本に行く』とも言った。そして僕は文字通り、向こうでベルトを防衛するとも。誰もそんなことはしないが、俺は違うんだ」として、敵地での「モンスター」との対戦を予見していたとも語った。

 また「素晴らしい試合になると感じている。全体的に、魅力的なファイト、テクニカルなファイト、とても巧みなファイト、そして(両者にとって)インテリジェントなファイトになると感じている」として、戦いへの見込みを示していた。

 このトピックには「スティーブン・フルトン、敵地でのイノウエ戦に動じず」と銘打たれている。現タイトルはいずれも米国で獲得、防衛してきたもの。さまざまな要素から不利を謳う見方が強い中、2本のベルトを守ることができるか。自身の言葉を現実のものとするべく、チャンピオンは大一番のリングに立つ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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