“暑さ対策”でウェイン・テイラー・レーシングがアレクサンダー・ロッシを再招集/IMSA

2021年6月23日(水)13時24分 AUTOSPORT web

 6月25〜27日にアメリカ・ニューヨーク州のワトキンス・グレン・インターナショナルで開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第5戦『ワトキンス・グレン6時間』において、DPiクラスのウェイン・テイラー・レーシング(WTR)陣営のサードドライバーとして、アレクサンダー・ロッシが加わることが明らかとなった。


 NTTインディカー・シリーズで活躍するロッシは、DPiクラスのポイントリーダーであるリッキー・テイラー/フィリペ・アルバカーキとともに、10号車アキュラARX-05をドライブする。


 第1戦デイトナ24時間、第2戦セブリング12時間と、今季2回『ミシュラン・エンデュランス・カップ』タイトルのかかるレースで10号車陣営に加わっていたロッシだが、当初発表された第5戦のエントリーリストには名前が記載されていなかった


 チームオーナーのウェイン・テイラーは、次のように説明している。


「このレースに向け、ロッシに再びドライブしてもらうことにした。通常の状況では、我々はサードドライバーをラインアップに加えない。しかし、暑くなる可能性があるため、(サード)ドライバーが必要となった」


「リッキーとフィリペは、ともにとてもよい働きをしている。サーキットに戻るのが待ちきれないね」

第2戦セブリング12時間レースのドライバー紹介に登壇するWTRのドライバー。左からロッシ、アルバカーキ、リッキー・テイラー


 DPiクラスにエントリーするチームの多くは、ワトキンス・グレン6時間では3名のドライバーラインアップを選択しているが、当初の第5戦エントリーリストではWTRのほか、マイヤー・シャンク・レーシング(MSR)、キャデラック・チップ・ガナッシ・レーシングは、レギュラードライバー2名のみの登録となっていた。MSRとチップ・ガナッシが、WTRと同様にサードドライバーを追加登録するかどうかは、現在のところ明確になっていない。


「ワトキンス・グレンに戻って、レースをする機会が得られたことに興奮している。そこは、世界的に見ても気に入っているトラックのひとつだ」とロッシは述べている。


「当初、このイベントにWTRおよびアキュラとともに参戦する予定はなかったが、彼らがこのチャンピオンシップを引き続きコントロールできるよう、トラックの中と外で彼らのサポートに全力を尽くす」


 ロッシはアルバカーキ、テイラー、そしてエリオ・カストロネベスとチームを組み、1月のデイトナ24時間では優勝。3月のセブリング12時間では4位でフィニッシュしている。


 ロッシはまた、11月に行なわれるシーズン最終戦のプチ・ル・マン(ロード・アトランタ)でも、WTRに加わる予定だ。

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