ビルバオ会長選挙立候補者2名、公約としてバルベルデ氏招へいを発表! 就任すれば3度目

2022年6月23日(木)11時46分 サッカーキング

アスレティック・ビルバオ時代のバルベルデ監督(2016年) [写真]=Getty Images

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 アスレティック・ビルバオの会長選挙に出馬するリカルド・バルカラ氏とホン・ウリアルテ氏が、両者ともに公約としてエルネスト・バルベルデ氏の招へいを発表した。22日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 24日に行われる会長選挙に向けて候補者の3名が白熱の争いを繰り広げており、20日にイニャキ・アレチャバレタ氏は公約としてマルセロ・ビエルサ氏の招へいを公表。すでにビエルサ氏はアスレティック・ビルバオのみならず、ラ・リーガ全体にまで知見を広めていると明かしていた。

 そんな中、22日にリカルド・バルカラ氏とホン・ウリアルテ氏が公約としてバルベルデ氏の招へいを発表。かねてから前者はマウリシオ・ポチェッティーノ氏を、後者はマルコ・ローゼ氏などの招へいが噂されていたが、最終的に両者ともに2度に渡ってアスレティック・ビルバオを率いた実績を持つバルベルデ氏を指名した。

 候補者の2人から指名されたバルベルデ氏。就任すれば、自身3度目のアスレティック・ビルバオの監督となる同氏は「アスレティックを遠くから何度も見ていた。でも今は、より深く分析している。(アリツ・)アドゥリスも(アンドニ・)イラオラも(カルロス・)グルペギももういない…。けど、私が指導した選手は他にもいるし、新たに加入した興味深い選手や才能豊かな選手も控えている。将来の重要なプロジェクトを担うことになるだろう」と披瀝。続けて「私が感じたのは、アスレティックのコミットメント、要求、努力の水準はこれまでと同じように維持されていたこと。その点では私が指導したチームと何ら変わりはない、ということだ」と自身が作り上げた当時のチームと比較し、高水準を保ち続けていると語った。

 2020年1月にバルセロナの監督を解任されて以来、フリーの時期が続いたバルベルデ氏。この2年半について、同氏は「サッカーから解き放たれる時期が必要だったよ。その間も、オファーを受けたけど、さまざまな事情で実現には至らなかった。私のところに来るオファーは魅力的で、難しくて、刺激的でなければならない。そして、アスレティックからのオファーは拒否できないものだったんだ」と告白。さらに「私が監督になれば、クラブでの実績からプレッシャーがかかることは分かっているし、それを受け入れる覚悟。私はレサマ(下部組織からトップチームまでが使用する練習場)の環境、人々の働き方や関わり方を知っているという利点がある。それに、彼らも私のことを知っていて、私がチームに求める関わり方や要求のレベルを把握しているんだ」とこれまでの経験が有利に働くと口にしている。

 現在58歳のバルベルデ氏はアスレティック・ビルバオの下部組織で指導者としての経験を積むと、2003年夏にトップチームの監督に就任した。2シーズンに渡ってアスレティック・ビルバオを率いた後、エスパニョールやビジャレアルの監督を歴任。2013年夏に8年ぶりにアスレティック・ビルバオへ復帰したバルベルデ氏は、2013−14シーズンのラ・リーガで4位フィニッシュを成し遂げ、チームをチャンピオンズリーグ出場に導く。さらに2015−16シーズンにはスーペルコパ・デ・エスパーニャでバルセロナを撃破して、1984年以来となる同大会優勝を飾った。

サッカーキング

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