「彼はまさにヤンキースにかけているものだ」吉田正尚にヤ軍記者がラブコール!ライバル球団のルーキーの活躍に嘆き節も

2023年6月25日(日)13時55分 ココカラネクスト

打率3割をキープする吉田。本塁打は8本を放っている(C)Getty Images

 レッドソックスの吉田正尚は現地時間6月24日(日本時間25日)のホワイトソックス戦に「4番・レフト」でスタメン出場。この日は4打数0安打1四球に終わり、試合も4-5でサヨナラ負けを喫した。

 吉田は2試合ぶりにノーヒットに終わったものの、前日の試合では2安打、同20日(同21日)のツインズ戦では1本塁打を含む3安打3打点を記録しており、変わらずチームの軸を担う活躍をみせている。打率はここまでの.302をマーク、今月16日のヤンキースでは自身メジャー初となる1試合4安打も記録した。

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 バットが冴えをみせる吉田には、米国内で様々な称賛の声があがっている。スポーツサイト『FANSIDED』ではヤンキース情報を主に扱うアダム・ウィンリブ記者によるトピックの中で吉田の活躍を称えている。加えて、獲得に動こうとしなかったヤンキースの姿勢に対しての嘆き節も綴っているようだ。

 その中では、5年総額9000万ドル(約126億円)という吉田と球団の契約内容に触れながら「レッドソックスは、自分たちが何を手に入れるかをよく知っていた。だからこそ彼らは、現代のMLBオーナーのように、銀行の意地悪について常に泣き叫んでいない限り、破産しない金額でその代金を支払ったのである」と印象を記しており、「ヤンキースはお金を使うが、その使い道は間違っている」と自虐的なコメントを続けた。

 さらに「レッドソックスはもうそれほどお金を使わないがヨシダを加えることは、彼らが資金を投じ、実際に無理をしようとするときも、自分たちが受け取るものについて確信があるからそうするのだということを証明している」として、熾烈なライバル関係にある球団の補強を評した。

 またアダム氏は他にも「ヨシダは現在3割を超える数字を残しており、十分なスピードがある。彼は110MPHの打球速度で目を弾ませるような、世代を超えた大スターではないが、彼はチームの勝利に貢献できる。とても、とても、とても良いバッターだ」と賛辞を並べ、吉田のパフォーマンスを強調している。

 記事の中には「彼はまさにヤンキースに欠けているものだ」との言葉もみられるなど、現地記者の高い評価が示されている。今も事あるごとに大型契約が話題となるものの、その金額を納得させるほど、ルーキーは他球団にとっての脅威となり続けているようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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