痛すぎる巨人・大勢の“離脱” 代役守護神、託すならこの男

2023年6月28日(水)11時0分 ココカラネクスト

9回の男、大勢の状態が心配されている(C)CoCoKARAnext

 豪腕も『人の子』だった、ということでしょうか。

 巨人の絶対的守護神・大勢投手が27日からのヤクルト2連戦(秋田・盛岡)のベンチ入りメンバーから外れ、ジャイアンツ球場での調整が決まり、波紋が広がっています。

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 昨シーズンは開幕からクローザーの座を託され、ルーキーの歴代最多記録に並ぶ37セーブをマーク。見事に新人王を獲得しました。

 今季はここまで全て救援で24試合に登板し、2勝0敗14セーブも防御率は3・00。24イニングを投げて被安打20、11与四死球と昨年のような盤石さがないのが気がかりなところです。

 スポーツ紙のデスクは言います。

「原因として挙げられるのは、WBCでの力投でしょう。心身ともに疲労が溜まったままペナントレース開幕を迎えましたから、そこは責められないと思います。むしろ大怪我を招かないうちに早々と“離脱”させた原監督のマネジメント術をたたえるべきでしょうね。今後も『大勢抜き』で乗り切らなきゃいけない場面が出てくると予想します」

 となれば、誰が代役守護神にふさわしいか。

 前述のデスクは3人の候補を挙げました。

<中川皓太>
 怪我明けとはいえ、経験と実績からすれば安定感は抜群。「8回の男」から「9回の男」へ役割が変わろうとも、持ち味の飄々としたマウンドさばきで試合を締めくくってくれそうです。

「投球フォームも中日の絶対守護神だった岩瀬さんを彷彿とさせます。場数を踏んでいることが大きいですよね」

<菊地大稀>
 佐渡島初のプロ野球選手。2年目の今季は勝ちパターンでのリリーフを任されるなど、成長著しいです。離島出身者にとっても、その存在は輝く星と言えるでしょう。

「彼が素晴らしいのは落ちるボールで三振が取れるところ。奪三振率11・51は胸を張っていい数字。今回のピンチをチャンスに変えるなら、9回を託すのも一つの手です」

<ビーディ>
 実は今季の開幕投手。しかし先発としては結果を残せず、ファームで再調整の日々を過ごしました。そこでショートイニングに適性を見いだし、水を得た魚のように力投しています。

「球界では、巨人と阪神のクローザーは日本人では無理との定説があります。失敗すればメディアにめちゃくちゃ叩かれるだけに、並大抵のメンタルでは持たないと言われているのです。そこでビーディですよ。守護神、意気に感じて頑張ってくれる可能性は高いです」

 しかし、よくよく考えてみれば今シーズン、「不調だ」と言われながらも、一度も負けがついていないことこそ大勢の素晴らしさです。早期のコンディション良化を願わずにはいられません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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