安藤統男氏、阪神ナインに指摘「まじめすぎる」 自身の監督時代に伝えた開き直り法とは

2024年6月30日(日)5時0分 スポーツ報知

4回2死、捕邪飛に倒れた佐藤輝明(カメラ・清水 武)

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◆JERAセ・リーグ ヤクルト6—1阪神(29日・神宮)

 今さらだけど、阪神の選手は、まじめ過ぎるのではないか。打者にとって打席は家みたいなもの。リラックスできて自由に過ごせる場所だ。しかし、チーム状況なのか、「ここで俺が打たないと…」と硬く見える。奥川の状態は、そこまで良くは見えなかったが、打てなかった。大山をはじめ、皆が一生懸命すぎる。

 私が阪神の監督時代(1982〜84年)にも、どうしようもない時があった。「自分の責任でやらないと契約更改で困るぞ。勝敗は考えなくていいから」。そう開き直るよう伝えた。打席に立ったら「打てなかったらベンチの責任」くらいでいい。遊び心を持って臨めと。個々の成績が上がれば、チーム成績も上がる。その点、良く見えたのは前川と島田だった。打席の中でも力が抜けていた。

 先発・伊藤将は球威がなく、球も高めに浮いていた。2回以降は多少良くなったが、今の打線に初回3失点は重すぎる。試合の入り方から見直してもらいたい。(スポーツ報知評論家)

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