世界ラリークロス第6戦:クリストファーソンが母国スウェーデンで完勝

2018年7月2日(月)15時29分 AUTOSPORT web

 6月30日から7月1日にWorldRX世界ラリークロス選手権第6戦がスウェーデンで開催。母国レースに挑んだ2017年チャンピオンのヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロR スーパーカー)が勝利し、シーズン5勝目を挙げた。


 5戦4勝と圧倒的な強さを見せている2017年の王者クリストファーソン。母国スウェーデンでの第6戦もライバルたちを寄せ付けない速さを見せる。


 クオリファイヒートでは、Q3で3位に留まり4戦全勝とはならなかったが3レースで1位を獲得し、クリストファーソンはトップでセミファイナルに進出する。


 セミファイナル1でも、ティミー・ハンセン(プジョー208WRX)を抑えファイナルのフロントロウを獲得。3位にペター・ソルベルグ(フォルクスワーゲン・ポロR スーパーカー)が入り、セバスチャン・ローブ(プジョー208WRX)は前戦に引き続きファイナル進出を逃す。


 セミファイナル2では、がアンドレアス・バッケルド(アウディS1 EKS RXクアトロ)トップ、2位にケビン・ハンセン(プジョー208WRX)が入り、3位にはジェローム・グロセット-ジャニン(ルノー・メガーヌR.S.)が入り初のファイナル進出を果たす。


 ファイナルレースでも好スタートを見せクリストファーソンがトップをキープ。ティミー・ハンセン、グロージャン、グロセット・ジャニンは1周目でジョーカーラップを消化する。

ファイナルスタート


 2周目、3番手を走行していたケビン・ハンセンがトラブルでストップしてしまう。


 トップを快走するクリストファーソン。2番手のバッケルドに1秒差でリードし4周目に突入。ハンセンとエクストロームが激しくポジションを争い、グロセット・ジャニンは少し差が開いてしまう。


 ファイナルラップでジョーカーラップを消化したクリストファーソンはトップをキープ。一方、バッケルドはハンセンとエクストロームの間に割って入る。バッケルドはハンセンが膨らんだところを見逃さず2番手を奪う。


 ハンセンはエクストロームのアタックを死守するが、次のコーナーで両車は激しく接触。ハンセンは大きくコース外に飛ばされリタイアに。

リタイアに終わったティミー・ハンセン


 今季5度目のトップチェッカーをクリストファーソンが受け、母国での勝利を飾った。2位はバッケルド。3位でゴールしたエクストロームはレース後にペナルティが科せられ6位となり、グロセット・ジャニンが初表彰台を獲得した。

ランキング2位のバッケルドに40ポイント差をつけチャンピオン争いをリードするクリストファーソン


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