レッドブル・ホンダのフェルスタッペンが3戦連続ポール、僅差でノリスが2番手。角田は7番手【予選レポート/F1第9戦】

2021年7月3日(土)23時31分 AUTOSPORT web

 7月3日現地時間15時、F1第9戦オーストリアGPの予選が行われ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得した。


 金曜とは打って変わって晴天に恵まれ、気温は25度、路面温度51度という暑いコンディションでの予選となった。


 Q1では各チームがコンディションの向上を待つなかでハース勢からコースイン。これに続いてコースインしたアルファタウリ勢、アストンマーティン勢はミディアムタイヤをここで選択してソフトタイヤを温存した。


 まずフェルスタッペンがアタック1周目で1分4秒249のトップタイムを記録し、2番手ルイス・ハミルトン(メルセデス)、3番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)が続き、フェルスタッペン以外の各車はクールダウンラップを挟みながらアタックを継続。路面の向上は大きく、どんどんラップタイムが短縮されていく。ミディアムのアルファタウリは角田裕毅が14番手、ピエール・ガスリーは18番手と苦戦する。


 残り3分を切ったところでフェルスタッペン、2番手ランド・ノリス(マクラーレン)、3番手フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、4番手ハミルトン、5番手ボッタス以外の各車が2回目のアタックへ向かう。当然ながらここでは全車が新品のソフトタイヤを投入し1周だけのタイム計測に臨む。


 首位から18番手までが0.946秒、7番手から17番手まで0.269秒という大接戦のなかでアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)が7番手、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)が12番手に飛び込んだ一方で、16番手キミ・ライコネン(アルファロメオ)、17番手エステバン・オコン(アルピーヌ)、18番手ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、19番手ミック・シューマッハー(ハース)、20番手ニキータ・マゼピン(ハース)がQ1敗退。ソフトタイヤを履いたガスリーは9番手、角田は14番手でQ1通過を決めた。ダニエル・リカルド(マクラーレン)も0.032秒差で辛くもQ2進出を果たした。


 Q2でも各車がピットガレージで待機するなか、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)が先陣を切ってミディアムでコースインする。


 約5分が経過したところで他の各車もコースイン。ここでも決勝の戦略を考慮してミディアムタイヤを履くマシンが多く、Q3進出を優先してソフトを履いたのはアロンソ、アルファタウリ勢、アストンマーティン勢、ラッセル、そして中古ソフトのジョビナッツィ。ペレスはそのまま2回目のアタックもミディアムで臨む。


 ここでもフェルスタッペンが1分4秒208でトップタイム。2番手にノリス、3番手ペレス、4番手にソフトタイヤのセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)でハミルトンは5番手。ガスリーは7番手で角田は前走車の乱流を受けるなかでアタックせざるを得ず10番手。ミディアムのフェラーリ勢は11番手・12番手に留まる。


 残り2分30秒で各車が2回目のアタックに入り、ペレスは中古ソフト、アストンマーティン勢、アルファタウリ勢、アロンソとリカルド、ジョビナッツィが新品ソフトを履き、上位2チームとノリス、フェラーリ勢はミディアムを履く。


 ここでフェルスタッペンが1分3秒927までトップタイムを伸ばし、ラッセルはミディアムタイヤで自身のソフトタイヤでのタイムを更新して10番手タイムを記録し、ウイリアムズで初のQ3進出を果たす。これによって11番手カルロス・サインツ(フェラーリ)は0.006秒差、12番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)、13番手リカルド、ターン10でベッテルに引っかかったアロンソは14番手、ジョビナッツィが15番手でQ2敗退となった。角田は0.591秒差の8番手タイムでQ3進出を決めた。


 Q3では各車がソフトタイヤでコースイン。新品が1セットしか残っていないアルファタウリ勢とランス・ストロール(アストンマーティン)は中古タイヤで1回目のアタックを行う。Q2のアタックで左フロントウイング下のスプリッターにダメージを負ったラッセルは補修作業を行い、開始直後にはコースインしない。


 ここでもフェルスタッペンはターン3でミスを犯しながらも1分3秒720のトップタイムを記録。2番手には0.238秒差でノリスが飛び込み、メルセデスAMG勢は3番手・4番手に留まる。


 残り2分30秒でフェルスタッペンを先頭に各車が最後のアタックへ。ここではラッセルも含め全車が新品ソフトを履いてアタックする。


 フェルスタッペンは自己ベストに0.046秒届かずタイムを更新できなかったものの、1回目のタイムでポールポジションを獲得。ノリスが0.048秒差の2番手タイムを記録し、ペレスが0.270秒差の3番手。メルセデスAMG勢はハミルトンが4番手、ボッタスが5番手に沈んだ。


 アルファタウリ勢は6番手ガスリー、角田もガスリーの0.166秒差で7番手。アストンマーティン勢は8番手ベッテル、10番手ストロールとなり、ラッセルは最後に9番手タイムを刻んでみせた。

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