吉田正尚のオールスター選外に米メディアは“落胆”「リーグ屈指の好打者だけに残念だ」

2023年7月4日(火)13時14分 ココカラネクスト

ルーキーとしては上々すぎる結果を残しているだけに吉田の選外は残念だ(C)Getty Images

 MLBは現地7月2日(日本時間3日)、シアトルで11日(日本時間12日)に行われるオールスター戦のメンバーを発表。エンゼルス・大谷翔平はファン投票でリーグ最多得票を記録した指名打者(DH)に続き、選手間投票で5位の得票数を集め、ア・リーグ投手部門としても選出された。一方、ルーキーイヤーながら打率3割をマークするなど躍動を見せているレッドソックス・吉田正尚は選出されなかった。

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 吉田はここまで打率.305(ア・リーグ5位)、9本塁打、41打点、OPS.854(日本時間3日現在)をマーク。4月から5月にかけては16試合連続安打を記録するなどヒットを量産し、レッドソックス打線をけん引している。メジャー1年目の日本人選手がオールスターに選出されれば、イチロー(2001年)、松井秀喜(2003年)、ダルビッシュ有(2012年)、田中将大(2014年)らに次いで8人目の快挙だった。

 MLBで天才的な打撃を披露している“マッチョマン”のオールスター落選に現地メディアは落胆している。米スポーツベッティングサイト『DraftKings』は「2023年MLBオールスターゲームから落選となったア・リーグ所属選手たち」のタイトルで記事を配信し、選出されなかったア・リーグの選手を紹介。吉田も取り上げられた。

 同メディアは「ヨシダがア・リーグの新人王を獲得する可能性は十分にある。元NPBのスターは、デビューイヤーで134のwRC+(得点創出能力、リーグ平均値は100)を記録し、ア・リーグ外野手の中ではマイク・トラウト、アロザレーナ、ルイス・ロバート・ジュニアに次ぐ成績を残している」と、成績を紹介しながら吉田を称賛。続けて、「ジャッジやアルバレスの代役としてチームに加わる可能性はあるが、前半戦の打撃を見るとア・リーグ屈指の好打者であるだけに、落選するのは残念だ」と記載した。

 現地メディア『USA TODAY』も「MLBオールスター戦の落選者たち シアトルに行くべき(そして行くかもしれない)8選手」のタイトルで記事を配信。吉田については「ヨシダは日本からフェンウェイ・パークに到着した瞬間から、出塁しかしていない。彼の出塁率は.377を記録しておりア・リーグで5位にランクされ、打率.305と17本の二塁打は立派である」とここまでの活躍を称賛した。

 今回選出されたア・リーグのメンバーにはアーロン・ジャッジ(ヤンキース)など故障者リストに入っている選手がいる。吉田正尚は代替選手として選出されることがあるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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