「打つ、打たないじゃなく…」再昇格した阪神・佐藤輝明に球団OBから求められた「姿勢」とは

2023年7月8日(土)12時48分 ココカラネクスト

佐藤輝にはチームへの多方向の貢献が求められている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 リードオフマン・近本光司の離脱と苦しいチーム状況の中、若き主砲・佐藤輝明に注目が高まっている。

 佐藤輝は6月25日にプロ入り後、2度目となる二軍降格となり、最短10日の7月5日の広島戦(マツダ)で再び上がってきたばかり。6日の試合で再昇格後、初安打を放つなど、調子を上げていくことが期待されている。

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 岡田彰布監督も4番の大山悠輔、5番・佐藤輝は就任当初から掲げるチームの根幹でもある。今回のプロ2度目の降格をめぐって、球界内からも様々な意見が飛び交う中、球団OBからも成長を願うゆえの「ゲキ」も飛んでいる。

 阪神OBであり、かつての岡田政権下では投手コーチも務め、現在は野球解説者の中西清起氏は7日に自身のユーチューブチャンネルを更新。その中で佐藤輝について言及している。

 今季でプロ3年目、ルーキーイヤーは1試合3発を記録し、2年連続20発をマークと着実に結果を積み重ねている。

 一方で中西氏はそんな佐藤輝だからこそ「彼自身がもっともっとチームを背負っていく、大山とともにチームを背負っていく自覚がないといけない」と訴える。

 具体的には「ちょっとしたフライでも全力疾走する」「少しピンチになったら大きな声で投手を励ます」など、主力としてフォア・ザ・チームの姿勢をもっと前面に出してほしいと願う。

 そこには「打つ、打たないじゃなくて。一挙手一投足がこれだけの注目される選手になれば」と中西氏。チームには若手も増えてきており、主力の佐藤輝が野球に向き合う姿勢がチームの士気などに影響を及ぼす可能性も、すでに指摘されている。

 現在、チームは打線のけん引役でもあった近本を欠き、ピッチングスタッフも大幅に入れ替えを進めるなど、勝負の夏を見据え、環境整備を強化している時期でもある。

打つだけではなく、側面からもフォロー、これまで以上に若き主砲の存在感が打撃以外にも期待されていることは間違いないようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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