ニュルブルクリンク24時間:マンタイ・レーシング、控訴を行わず失格処分を受け入れ

2019年7月10日(水)12時58分 AUTOSPORT web

 6月22〜23日に決勝レースが行われたADACトタル24時間レース(ニュルブルクリンク24時間レース)で、総合2位に入ったマンタイ・レーシングの911号車ポルシェ911 GT3 Rについて、主催者のADACは、レース後の検査においてバランス・オブ・パフォーマンス(BoP)に規定された馬力をオーバーしていたとして、失格処分を下したと発表したが、チームはこの裁定について控訴しないと発表した。


 レース序盤からリードを築いたケビン・エストーレ/ミカエル・クリステンセン/ローレンス・ファントール/アール・バンバー組911号車ポルシェは、終盤に黄旗提示区間での追い抜きがあったとしてペナルティストップが課され、追い上げたものの2位フィニッシュした。


 しかしレース後、主催者のADACはレース後911号車ポルシェがシャシーダイナモ上でのテストにおいて、BoPで定められた494馬力を越えており、再検査でも規定値に収まらなかったため、失格処分という裁定を下していた。


 この裁定に対しマンタイ・レーシングは7月8日にチームのFacebookページ上で声明を発表した。


「我々が調査を受けた#911は、すべての箇所においてホモロゲーションを遵守していた。ただ、唯一所定のものと適合しなかったのが、我々が使用した直径34.6mm×2のエアリストリクターで、ADAC技術委員会の定めるパフォーマンスの値と一致していなかった」


「我々はバイザッハのテストベンチ、モイシュパトのシャシーダイナモでの結果いかんに関わらず、主催者によって計算されたパフォーマンス値の再現をチェックをしなかったことを受けいれなければならない。我々は判断を受け入れ、控訴しない」


 この判断により、ニュルブルクリンク24時間の結果はアウディが表彰台に2台、メルセデスAMGが1台という結果で確定することになった。


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