「現実とは思えない」別格の存在感を放つ大谷翔平にMLBレジェンドも賛辞惜しまず「今のうちに見に行くべき」

驚愕のパフォーマンスを続ける大谷にレジェンドたちも感服しているようだ(C)Getty Images

　現地時間7月11日（日本時間12日）、シアトルのTモバイルパークでMLBオールスターゲームが行われ、エンゼルスの大谷翔平がア・リーグの「2番・指名打者」に入り、3年連続3度目のスタメン出場を果たした。2打席で三振、四球という結果に終わり、自身が狙っていたという本塁打は出なかったものの、スター揃いの顔触れの中、別格の存在感を放っていた。

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　レギュラーシーズンでは両リーグトップの32本塁打、さらに投手としても7勝をマークするなど、「二刀流」がより進化を遂げ前半戦の主役とも言えるここまでの活躍ぶり。開催地シアトルのファンも大歓声で大谷の打席を楽しんでいる様子だった。

　日々、様々な話題を提供し、人気、実力の高さが改めて証明されている日本人スターには、メジャー史に名を刻む往年の名プレーヤーからも賛辞が送られている。

　サイ・ヤング賞を3度受賞、エクスポズやレッドソックスで通算219勝を記録したペドロ・マルティネス氏が米YouTubeチャンネル『The Rich Eisen Show』に出演し、驚異的なパフォーマンスにコメントを寄せている。

　マルティネス氏は「これまで彼と交流する機会があり、信じられない規律正しさを持っていると感じた」と人間性を称えながら「彼は現実とは思えない。ショウヘイ・オオタニを見ていると、私とアルバート・プホルスを一緒にした上に、とてつもないIQを持っている」と独特の表現で大谷のポテンシャルの高さを強調していた。

　他にも米スポーツ専門局「FOX Sports」のポッドキャスト番組「Flippin’ Bats Podcast」の公式ツイッターが球宴開催に伴い公開となったPR動画では2人のレジェンドが大谷について語っている。

　通算2584安打、563本塁打を記録、引退後は野球殿堂入りも果たしたレジー・ジャクソン氏、さらに通算354勝、サイ・ヤング賞7度の実績を誇るロジャー・クレメンス氏が動画に登場。現代のスーパースターにそれぞれの想いを語っている様子が映し出されている。

　ジャクソン氏からは「二刀流の高いレベルのプレーはおそらくもう二度と見ることがないものかもしれない。だから、今のうちに彼を見に行くべきだ」として、野球ファンに呼びかけている。

　また、クレメンス氏も「彼の速球は100マイルにも達するがコントロールも見事であり、コーナーをうまく使い分けている。とても壮観なピッチングを披露している」と称賛の言葉を並べていた。

　名だたる球界OBそれぞれが絶賛する大谷のパフォーマンス。多くの人々を惹きつけるその存在は、時代を超えて語り継がれていくはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]