ドジャース大谷翔平、スライダーやカーブ解禁…ロバーツ監督「確実に前進している」
2025年5月21日(水)11時1分 読売新聞
キャッチボールでこれまで控えていたスライダーやカーブを解禁した大谷翔平(5月20日、ドジャースタジアムで)=帯津智昭撮影
【ロサンゼルス=帯津智昭】米大リーグ・ドジャースの大谷翔平は20日(日本時間21日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦前、投手復帰に向けてキャッチボールを行い、手術した右肘への影響を考慮して投げていなかったスライダーやカーブを解禁した。3月末にブルペンでの投球練習を再開後、両球種を投げたのは初めて。2季ぶりの投手復帰に向けて、また一歩、段階を上げた。ロバーツ監督は「確実に前進している」と説明した。
2023年9月に手術を受けた大谷は、今年2月のキャンプではスイーパーを投げていた。初日に取材に応じた際、「変化球は、今日スイーパーを初めて投げたけど、それ以外の球種は今までも投げていた」と話していた。
昨年11月に手術した左肩の回復具合を踏まえ、その後は執刀医や球団トレーナーとの話し合いを経て、調整のペースを落とした。3月末にブルペンでの投球練習を再開したが、スライダーやカーブなどの球種は投げるのを控えていた。4月の時点では「やっぱり負担が大きいというか、あまり今の段階で投げない方がいい球種に関しては、例えばスイーパー系の球は制限がかかって当然かなと思う」と明かしていた。