「DFでも主導権を握ることが大事」…来日中のリュディガーが子どもたちを指導!

2017年7月15日(土)23時20分 サッカーキング

来日中のリュディガー [写真]=NIKE

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 チェルシーに所属するドイツ代表DFアントニオ・リュディガーが15日に来日し、千葉県内で開催された『NIKE ACADEMY TIEMPO MASTERCLASS』に特別コーチとして参加した。

 市立船橋高校サッカー部とのトレーニングセッションでは、2対2+GKという実践的なメニューからスタート。狭いエリア内での攻防を見たリュディガーは「ただ頑張るだけではなくて、チャンスを見定めてボールを奪うこと。頭を使ってプレーしよう」と呼びかけた。

 次はマーカーをゴールに見立て、6対6+GKという形に。先ほどの練習に比べてピッチが広くなったことでスペースも生まれ、一本のロングパスでチャンスとなるシーンも。リュディガーは「状況を把握する」ことの重要性を説きながら、「技術はもちろん大事だが、試合ではいい判断も大事になる」とアドバイスを送った。


 その後は先ほどの形に2人のフリーマンが両サイドに配置され、クロスからの得点パターン、守備対応を学んだ。世界屈指のセンターバックであるリュディガーは、クロスの対応について「ボールだけじゃなくて人も見ること。人を見るためには周りとのコミュニケーションも大事になってくる」と助言。また、自身のストロングポイントであるヘディングについては「自分も最初からヘディングが強かったわけではない。練習すればするほど上手になる」と語り、コツは「高さよりもタイミング」と明かした。


 トレーニングは約1時間で終了。最後に「ハードワークとリスペクトの気持ちを忘れずに。次は上のレベルで会いましょう」とメッセージを送った。

 続いて千葉県トレセンU−12のトレーニングセッションを実施。最初のメニューである1対1では、複数のグループを見て回り「もっとアグレッシブに!」、いいプレーが飛び出すと「ブラボー!(素晴らしい!)」と歓声を上げていた。次は攻撃の人数が1人増え、2対1の形に。「パスコースを切りながら、2対1ではなく1対1に持ち込むこと。DFが受け身になるのではなく、自分からアクションを起こしていこう。DFが主導権を握ることが大事」とDFならではの視点でアドバイスした。

 最後に6対6+GKの実践形式を行い、トレーニングは終了。「皆さんはまだ12歳と若いので、何よりもまずはフットボールを楽しんで下さい」とメッセージを送った。

「親戚の子どもたちにサッカーを教えた」経験はあるものの、「大勢の子どもたちを指導するのは初めて」というリュディガー。日本の子どもたちのプレーは「良かった」とコメントし、続けて「大切なのはテクニックとメンタル。ただ、まだ若いのでしっかりと時間を掛けてコーチたちが育てていってほしい」と語った。

 来日中のリュディガーは明日、原宿のサッカーショップに来店予定となっている。

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