ル・マンウイナーの中嶋一貴、岡崎市民栄誉賞を受賞。オカザえもんも祝福
2018年7月17日(火)11時41分 AUTOSPORT web
7月11日、愛知県岡崎市は同市役所にて市民栄誉賞の授与式を行い、同市出身で6月16〜17日に開催された第86回ル・マン24時間レースの総合優勝ドライバーとなった中嶋一貴に同賞を贈った。
岡崎市民栄誉賞は、同市出身者やゆかりの深い個人または団体を対象に、スポーツや文化、学術などで全国的もしくは世界的に優れた成果を収め、市民に明るい希望や活力を与えた方の栄誉ををたたえるもの。これまでに合計9名が受賞している同賞の受賞者には、2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典氏や、一貴の父で日本人初のフルタイムF1ドライバーである悟氏らが名を連ねている。
そんな市民栄誉賞を親子2代で贈られることとなった一貴は、今年6月に行われたル・マンでTOYOTA GAZOO RacingのLMP1カー、8号車トヨタTS050ハイブリッドをセバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソとともにシェア。初開催から90年以上の歴史を持つ伝統の24時間レースで、日本人ドライバーが日本車をドライブして総合優勝を飾る史上初の快挙を成し遂げた。
岡崎市ではこの偉業を讃え、7月1日に行われた市政102周年記念式典内で同賞を授与する予定だったが、同日、一貴はスーパーGT第4戦タイに出場していたため式典に出席できず。そのため11日に改めて授与式が執り行われ、内田康宏 岡崎市長から表彰状が贈られている。
会場となった岡崎市役所には約200人が集まった他、“中嶋家”の面々が地元でモータースポーツの魅力をPRする岡崎モーターフェスティバルや、サーキットにも度々姿を見せている岡崎市の非公認キャラクター、オカザえもんも登場。一貴のル・マン制覇ならびに市民栄誉賞受賞を祝福した。