ザナルディ、人工的昏睡状態から覚醒のプロセスへ。詳細な検査のため
2020年7月17日(金)14時54分 AUTOSPORT web

6月にハンドサイクルのイベント中に重傷を負ったアレックス・ザナルディの現在の容体について、病院が発表した。ザナルディは徐々に人工的昏睡状態から覚醒させられる予定で、その後、医師たちが頭部の怪我の状況を評価するということだ。
元F1ドライバーで2度のCARTチャンピオンでもあるザナルディは、6月19日にイタリアの公道で行われたハンドサイクルのイベント中にトラックと衝突、頭部と顔面に重度な外傷を負った。ザナルディはシエナ近郊のサンタ・マリア・レ・スコッテ病院に入院、何度か手術を受けてきた。
「鎮痛および鎮静剤の削減を進め始めている」と7月16日に病院側が声明を発表した。
「鎮痛剤の削減に続いて、患者の回復およびリハビリテーションを継続することを可能にするため、患者の治療を担当している様々な専門家によるチームがさらなる評価を行う。これには数日を要する」
「現在のところ、心肺および代謝のパラメータは安定している。神経学的な所見は依然深刻だ」
医師団は、ザナルディの状態について、来週にもさらなる発表を行う予定だ。