シャビ・シモンズがPSVから離脱…PSG復帰決定も、“あの2人”の去就次第でレンタルの可能性

2023年7月17日(月)0時28分 サッカーキング

PSVで大ブレイクを果たしたシャビ・シモンズ [写真]=Icon Sport via Getty Images

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 PSVは16日、同クラブに所属しているオランダ代表MFシャビ・シモンズが、パリ・サンジェルマン(PSG)への移籍に向けた最終調整に入るため、トレーニングキャンプを実施しているチームから離脱することを発表した。

 新シーズンはPSVで“10番”を背負う予定だったアタッカーが、PSGに帰還することとなった。X・シモンズは昨年夏にPSGとの契約を更新せず、フリートランスファーでPSVに加入。2027年6月30日までの5年契約を締結していた。だが、フランスメディア『レキップ』によると、PSGはX・シモンズを呼び戻すため、契約に600万ユーロ(約9億4000万円)での買い戻し条項を付けていたという。今回は同買い戻し条項を行使してのPSG復帰となったようだ。

 なお、X・シモンズが再びPSGに戻ることは決定事項となったものの、2023−24シーズンにPSGのユニフォームを身に纏って戦うか否かは決まっていない模様だ。『レキップ』によると、PSGに所属している2名のアタッカーがX・シモンズの鍵を握っているという。仮にフランス代表FWキリアン・エンバペとブラジル代表FWネイマールが残留する場合、X・シモンズは2023−24シーズンをレンタル移籍先のクラブで過ごすこととなる。一方、エンバペとネイマールのどちらかが今夏に退団する場合、X・シモンズはPSG残留が濃厚だ。チームメイトと共に、リーグ・アン3連覇とチャンピオンズリーグ(CL)制覇を目指す。なお、現地時間の16日、PSGはX・シモンズの将来を具体的に決めるための会合を実施していると報じられた。

 X・シモンズがレンタル移籍に出る場合、現時点で移籍先の筆頭候補はライプツィヒのようだ。移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、現地時間18日にはレンタル移籍か残留かの決断が下される見込みだ。ライプツィヒへのレンタル移籍が決定しても、契約に買い取りオプションなどは含まれず、1年後のPSG復帰が既定路線だという。

 X・シモンズは2003年4月21日生まれの現在20歳。バルセロナのカンテラ(育成組織)であるラ・マシアで育ち、幼い頃から類まれな才能を見せて“神童”と称された。2019年夏にPSGのユースチームに加入すると、2021年2月10日にはクープ・ドゥ・フランス(フランス杯)ラウンド32のカーン戦で途中出場し、トップチームデビューを飾った。昨年夏に完全移籍加入したPSVでは中心選手として活躍。公式戦48試合のピッチに立ち、22ゴール12アシストを記録した。エールディヴィジに限定しても全34試合にスタメン出場し、19ゴール9アシストを記録。ユトレヒトに所属しているギリシャ代表FWアナスタシオス・ドゥヴィカスと並んでエールディヴィジの得点王に輝いた。

 また、昨年開催されたFIFAワールドカップカタール2022でオランダ代表に初招集され、同大会の決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)アメリカ代表戦で代表デビューを飾った。ロナルド・クーマン監督体制のオランダ代表では主力の一角として重宝されており、これまで通算5試合に出場している。

サッカーキング

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