「スキルがあれば十分」井上尚弥vsフルトンにウェルター級王者が見解!「フロイドが証明した」とフルトンへのエールも

2023年7月23日(日)17時44分 ココカラネクスト

フルトンと井上の世紀の一戦は25日。モンスターの新たな挑戦に注目だ(C)Getty Images

 7月25日、東京・有明アリーナを舞台に行われる、プロボクシングWBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、スティーブン・フルトン対井上尚弥の一戦は各方面から注目を集めている。世界中のボクシングファンや各国メディアはもちろん、フルトン、井上と対戦経験をもつボクサーなどからの結果予想のコメントも、何度も報じられてきている。

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 その中では、前バンタム級世界4団体統一王者としての実績を持つ井上がその強さを発揮し、スーパーバンタム級デビュー戦での王座戴冠を有力視する関係者の見方も少なくない。また、ホームリングでの戦いとなることも「モンスター」優位とする要因の1つに挙げられている。

 だが、このビッグマッチの数日後に、もう一つの「世紀の一戦」を戦う現役王者からは、敵地のリングに立つフルトンを後押しする声も届いている。米国ボクシングサイト『RINGNEWS24』では現地時間7月21日(日本時間22日)、現WBO世界ウェルター級スーパー王者、テレンス・クロフォードのコメントを伝えるトピックを配信した。

 7月29日にエロール・スペンスとの4団体世界ウェルター級王座統一戦に臨むクロフォードが、公開練習の際に、有明でのフルトン対井上の試合についての質問を受け「フルトンに良い成績を収めて欲しい。健闘を祈っている」と語ったとしている。

 さらに、勝敗や決着の仕方などには「分からない。両者にとって厳しい戦いになると思うし、その日はより優れた選手が勝つだろう」と見通しながら、その上で「私はフルトンの方が大きくて強い男だと思う。大きくて強いだけでなく、スキルも持っている。スキルがあれば十分だということは、フロイド(メイウェザー)が証明した」とフルトンの優位性を説いたという。

 他にも、クロフォードのコメントでは、米国人王者の特徴について語った言葉も綴られている。

「フルトンは自分のボクシングスタイルを徹底して勝ちを目指す。彼にはフィジカル面も上回っており、12ラウンドを戦い抜くスタミナを持っている。彼は間違いなく強力な相手だ」

 結果については明言していないものの、ウェルター級王者は同砲でもあるフルトンの強さを訴えていた。

 多くの人々が強い関心を示してきている、フルトンと井上によるスーパーバンタム級タイトルマッチ。両雄が拳を交える瞬間は、もう間もなく訪れる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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