ラツィオ、日本代表MF鎌田大地の獲得を断念か…選手側の要求がネックに?

2023年7月26日(水)12時17分 サッカーキング

昨季限りでフランクフルトを退団した鎌田大地 [写真]=Getty Images

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 ラツィオが、日本代表MF鎌田大地の獲得を断念したようだ。25日、『スカイスポーツ』や『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』など複数のイタリアメディアが伝えている。

 鎌田は2017年夏にサガン鳥栖からフランクフルトへ完全移籍加入。翌年夏には出場機会を求めてシント・トロイデンへのレンタル移籍を決断し、2019年夏に復帰した。2021−22シーズンには公式戦46試合の出場で9ゴール4アシストをマークし、ヨーロッパリーグ(EL)制覇に大きく貢献。昨シーズンも公式戦47試合に出場し16ゴール7アシストを記録するなど、中盤の主軸として存在感を放った。

 今年6月末の契約満了に伴いフランクフルトを退団し、現在は無所属となっている鎌田。一時はミラン加入が決定的と報じられながらも、同クラブのパオロ・マルディーニTD(テクニカル・ディレクター)とフレデリック・マッサーラSD(スポーツ・ディレクター)の電撃退任の影響もあり、移籍は実現せず。アトレティコ・マドリードやレアル・ソシエダからの関心も噂されているが、いずれも契約の締結には至っていない。
 
 今月に入ると、昨シーズンのセリエAを2位で終えたラツィオからの関心も明らかに。長きに渡ってチームを支えたセルビア代表MFセルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチが退団した同クラブは、今夏の移籍市場での中盤の補強を目指し、フリーで獲得可能な鎌田の動向も注視。“前向きな交渉”が進行中であるとも報じられていた。
 
 しかし、この度の報道によると、選手側の要求が高額であることから、ラツィオは鎌田の獲得を断念したとのこと。イタリアメディア『カルチョメルカート』のダニエレ・ロンゴ氏は、鎌田側がラツィオに提示した条件は、年俸500万ユーロ(約7億8000万円)と代理人への手数料500万ユーロ(約7億8000万円)、さらに契約ボーナスという内容だったと指摘している。なお、同クラブは現在、ディナモ・モスクワ所属のロシア代表MFアルセン・ザハリャンとの最終合意に向けた交渉を行なっており、最後のEU圏外登録枠を同選手に使いたいと考えているようだ。また、フランクフルト所属のスイス代表MFジブリル・ソウとの交渉も進めており、こちらは獲得に大きく前進しているという。

 依然として新天地が決まらない鎌田。果たして26歳の日本代表MFは、どのクラブのユニフォームを着てプレーすることになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

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