アレックス・リンス、2024年からモンスターエナジー・ヤマハMotoGPに加入。クアルタラロとチームメイトに

2023年8月2日(水)19時53分 AUTOSPORT web

 8月2日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているヤマハ発動機株式会社は、2024年シーズンからモンスターエナジー・ヤマハMotoGPにアレックス・リンスが加入することを発表した。


 リンスは、2017年からMotoGPクラスにステップアップし、スズキのファクトリーチーム、チーム・スズキ・エクスターからデビューした。2022年までの6年間をチーム・スズキ・エクスターで戦ったが、チームの撤退を受けて、LCRホンダ・カストロールに移籍となった。


 2024年まで2年契約でLCRホンダ・カストロールに加入し、2012年以来となるホンダ復帰で、MotoGPクラスでは初めてのホンダのマシンとなった。1年目となった2023年シーズンは、第3戦アメリカズGPのスプリントレースでは2位、決勝レースでは優勝を獲得するなど、いきなりの活躍を見せた。

アレックス・リンス(LCRホンダ・カストロール)


 しかし、第6戦イタリアGPのスプリントレースで右足の脛骨と腓骨を骨折。そのため、第6戦イタリアGPの決勝レース以降の第8戦オランダGPまで欠場となっている。手術を受けたのち、現在はリハビリに励んでおり、復帰を目指している。


 そんなリンスは、LCRホンダ・カストロールとの契約を1年限りで終了させ、2024年シーズンからモンスターエナジー・ヤマハMotoGPに加入となる。また、フランコ・モルビデリは2023年限りでパートナーシップを解消し、チームを離れることがすでに発表されている。そのため、リンスは2021年にチャンピオンを獲得したファビオ・クアルタラロとともに戦うことになる。


■リン・ジャービス(ヤマハ・モーター・レーシング マネージングダイレクター)
「我々はアレックス・リンスがヤマハのラインナップに加入することを嬉しく思い、ヤマハMotoGPのグループに彼を温かく歓迎する。我々はアレックスが素晴らしい資産になることを期待する」


「彼はMotoGPライダーとして豊富な経験を持ち、天性の才能を持ち、複数の優勝を挙げたウイナーであると知られている。既に他の2メーカーで走行した経験があり、YZR-M1と似た特性を持つバイクを走らせたことがあるため、我々のバイクに素早く適応できるはずだ。COTA(アメリカズGP)での勝利は、彼のスピード、貪欲さ、そして成功への決意が明確に示されている」


「ムジェロで負った怪我のため、しばらくパドックから離れているが、我々は彼が完全に回復し、2024年に向けて、スピードを上げられると確信している。我々は彼と一緒に仕事をすることを本当に楽しみにしている。彼がファビオ・クアルタラロと上手く協力し、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPの総合的なパフォーマンスを向上させてくれると信じている」
 

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