ヤマハ:クアルタラロ、11番手でQ2進出を逃す。初日はセッティング向上を追求/第9戦イギリスGP

2023年8月5日(土)10時6分 AUTOSPORT web

 8月4日、2023年MotoGP第9戦イギリスGP MotoGPクラス初日のフリープラクティス、プラクティスがイギリスのシルバーストーン・サーキットで行われた。シーズン後半戦のスタートを喜んだモンスターエナジー・ヤマハMotoGPだが、そのウイーク初日は期待通りの結果を残すことができなかった。ファビオ・クアルタラロとフランコ・モルビデリはQ2進出にあと一歩届かず、プラクティス(PR)をそれぞれ11番手と12番手で終えている。


 チームとタイトルスポンサーを共有する今大会での活躍に意欲を燃やすクアルタラロ。午前中に行われた45分間のフリープラクティス1(FP1)で調子を整え、午後からの60分間のプラクティス(PR)では終盤のタイムアタックでトップ10を目指していった。全21ラップを走行して、最終ラップで1分59秒425へ更新したが、0.127秒差で11番手に留まりQ2進出を決めることはできなかった。


 一方のモルビデリは、FP1でソフト・タイヤ使用中に転倒があったものの、FP1ではセッション7番手と健闘。PRでもプッシュを続けて多くの時間帯で上位を維持し、最後の10分間で全体のペースが上がると、すぐさま対応した。そして最終ラップの20ラップ目で1分59秒454のベストタイムを記録したが、トップ10には0.156秒届かなかった。


■ファビオ・クアルタラロ(プラクティス:11番手)

ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2023MotoGP第9戦イギリスGP
ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2023MotoGP第9戦イギリスGP

「当然、これは望んでいた結果ではない。改善すべき点を見つけるために努力を続けていきたい。このサーキットは、フェアリングのテストにはあまり向いていないので、オーストリアまで待つことになるだろう。午前中のセッションで試してみたけど、ここではダウンフォースがどうしても必要というわけではないから、今大会中はもう使用することはないと思う」


「オーストリアではもちろん使うことになるだろうし、そこではとくに役立ってくれると思っている。今日は風が大きな問題になったとは考えていない。それよりグリップがつかみづらく、最終セクターで苦戦することになった。思い通りにリーンすることができなかったから、その原因究明と、明日への課題追求に取り組みたい」


■フランコ・モルビデリ(プラクティス:12番手)

フランコ・モルビデリ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2023MotoGP第9戦イギリスGP
フランコ・モルビデリ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)/2023MotoGP第9戦イギリスGP

「今日は非常に寒く、ハード・タイヤでの走行はとても大変な状況だった。そのなかでも日曜日に向けて、いくつかの仕事ができた。明日は雨になりそうだけど、今日はドライ・タイヤの感触を理解し、テストするための重要な一日になった。その点では、成果があったと思っている」


「ペースはそれほど悪くなかったけど、残念ながらQ2進出を決めることはできなかった。アタック中のラップでペースを下げなければならなくなって、その間にタイヤが冷えてしまって、あとはどうすることもできなかった。明日はいい仕事ができるようがんばりたい」

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