【J1リーグ2023】第22節ベストイレブン

2023年8月7日(月)21時30分 FOOTBALL TRIBE

写真:Getty Images

8月5日〜6日にかけて行われた、2023明治安田生命J1リーグの第22節。7月17日から31日までの中断期間明けとなった今節、各地で激闘が繰り広げられた。


上位勢では名古屋グランパス(3位)がアルビレックス新潟(14位)に1-0で勝利。浦和レッズ(4位)と戦った横浜F・マリノス(2位)が0-0の引き分け。一方、ヴィッセル神戸(1位)は横浜FC(16位)に0-2で敗戦となった。


下位勢では神戸を下した横浜FCをはじめ、柏レイソル(17位)、湘南ベルマーレ(18位)も勝利を収めており、優勝および残留争いには今後まだまだ波乱の展開が待ち受けていると思わせる展開に。


ここでは、そんなJ1第22節で活躍した選手たちを、ベストイレブン形式で紹介していく。




湘南ベルマーレ GKソン・ボムグン 写真:Getty Images

GK:ソン・ボムグン(湘南ベルマーレ)


現在最下位と苦しむ湘南ベルマーレは今第22節でサンフレッチェ広島と対戦。後半開始早々に挙げた1点を守り抜き勝利を収めている(1-0)。広島の決定機も複数作られたこの試合では、守備陣の高い集中が目立った。中でもGKソン・ボムグンは、幾度となく打ち込まれるシュートに反応し得点を許さず、最終盤では至近距離からのヘディングシュートを弾き返すスーパーセーブを見せるなど、気迫あふれるプレーで無失点勝利に貢献した。




名古屋グランパス DF藤井陽也 写真:Getty Images

DF:藤井陽也(名古屋グランパス)


国立競技場での開催となった、名古屋グランパスとアルビレックス新潟の第22節。上位2クラブを追いかける3位の名古屋が1-0で勝利を収めた。無失点勝利を飾った名古屋で、堅守の一角を担い前線でも見せ場を作っていたのがDF藤井陽也だ。守備では素早いカバーリングやシュートブロックでゴール前の壁として立ちはだかり、攻撃では前線での高いキープ力を披露。上位との勝ち点差を縮める勝利に貢献した。




湘南ベルマーレ DF舘幸希 写真:Getty Images

DF:舘幸希(湘南ベルマーレ)


サンフレッチェ広島を相手に、2023シーズン初となる無失点勝利を挙げた今第22節の湘南ベルマーレ(1-0)。守備陣の仕事量も多かった中、DF舘幸希は終始高い集中力を見せていた。冷静かつ粘り強い対応力で突破を許さず、身体を張ったシュートブロックでゴールを死守。他の下位勢も勝利を収めたため勝ち点差は縮まらなかったが、中断明けのシーズン後半、最高のスタートを切ることに成功した。




FC東京 DFエンリケ・トレヴィザン 写真:Getty Images

DF:エンリケ・トレヴィザン(FC東京)


試合開始早々、MF松木玖生のゴールで幸先よく先制した今第22節のFC東京。しかし、その後はセレッソ大阪の猛攻を受ける場面も多く、勝利への道のりは決して簡単なものではなかった(1-0)。そんな激しい攻撃に対して、DFエンリケ・トレヴィザンは最後の最後でゴールを許さないプレーを数多く披露。90分にわたり高さと強さ集中力を保ち、再三送り込まれるクロスボールを弾き返し続けて連敗阻止に貢献した。




横浜FC MF井上潮音 写真:Getty Images

MF:井上潮音(横浜FC)


J1残留争いから抜け出すためにも、中断明けは勢いをつけたい横浜FC。ホームであるニッパツ三ツ沢球技場に首位ヴィッセル神戸を迎えた今第22節は、2-0で見事勝利を収めた。長い時間ボールを握られる難しい展開の中、MF井上潮音は古巣神戸を相手に高いパフォーマンスを発揮。中盤でのつなぎはもちろん、華麗なミドルシュートで先制点も挙げ、少ないチャンスを活かす技術と勝負強さで勝利を呼び寄せる原動力となった。


ガンバ大阪 MFダワン 写真:Getty Images

MF:ダワン(ガンバ大阪)


2023シーズン前半戦は開幕から6戦勝ち無し。第7節でようやく勝利を挙げるも、以降5連敗を含む7戦勝ち無しと苦しい時期を過ごしたガンバ大阪。しかし5月28日の第15節以降は、無敗で7月の中断期間を迎えていた。今第22節では川崎フロンターレと対戦。4-3と打ち合いを制して連勝を3に伸ばした。この激闘に終止符を打ったのは、終了間際の勝ち越しゴールを挙げたMFダワンだ。最終盤に得たセットプレーのチャンスに、得意の頭で合わせてチームに4点目をもたらし、中断前からの勢いを維持するかのような勝利に貢献した。




鹿島アントラーズ MF樋口雄太 写真:Getty Images

MF:樋口雄太(鹿島アントラーズ)


北海道コンサドーレ札幌を相手に3-0の快勝で好スタートを切った、中断明け第22節の鹿島アントラーズ。MF樋口雄太は、3ゴール全てに絡み勝利の立役者となっている。開始早々にゴール前へのスプリントから得点を挙げると、セットプレーから再三に渡り精度の高いボールを供給し続けアシストも2つマーク。前線でのプレスの役割も積極的かつ効果的に果たし、攻守における活躍で勝利に大きく貢献した。




アビスパ福岡 MF金森健志 写真:Getty Images

MF:金森健志(アビスパ福岡)


1点を争う熱戦となった九州ダービーは、アビスパ福岡が勝利を収め中断前から続く連勝を4に伸ばした(対サガン鳥栖1-0)。そんな貴重な1ゴールを挙げたのがMF金森健志だ。スルーパスでのチャンスメイクから、最後は自身で難しいシュートを枠に収め先制点をマーク。その後も積極的な仕掛けやワンツーでの抜け出しからチャンスを作るなど、終盤に交代するまで躍動し続けた。




柏レイソル MFマテウス・サヴィオ 写真:Getty Images

MF:マテウス・サヴィオ(柏レイソル)


監督交代を敢行するも、なかなか勝ち星を挙げられないここまでの柏レイソル。しかし、中断明け初戦となった今第22節では前半に挙げた「虎の子の1点」を守り抜き、井原正巳監督下での初勝利を挙げた。そんなチームを勢いづける勝利の中で、MFマテウス・サヴィオは攻守で存在感を示していた。華麗なテクニックとアイデア溢れるパスで攻撃を牽引し、守備では終盤まで落ちない運動量で前線からプレスをかけ続けるなど高い献身性も示した。




横浜FC FW山下諒也 写真:Getty Images

FW:山下諒也(横浜FC)


開幕から10戦勝ち無しで苦しんだ影響も色濃く、残留争いに巻き込まれた状態で中断期間を迎えていた横浜FC。今第22節は、優勝争いを繰り広げているヴィッセル神戸をホームに迎え、苦しみながらも2-0で勝利した。先制点はもちろんだが、FW山下諒也がもたらした2点目がチームに与えた影響も大きかったと言えよう。持ち味のスピードを生かし、少ないながらもチャンスメイクに尽力。ゴールシーンでも一瞬の隙を突き背後に出て落ち着いて得点を挙げている。この活躍を見ても、山下が残留争いに向けてのキーマンであることは間違いないだろう。




鹿島アントラーズ FW鈴木優磨 写真:Getty Images

FW:鈴木優磨(鹿島アントラーズ)


今第22節、上位勢に勝ちきれないチームが多発する中、3-0の快勝を収めた鹿島アントラーズ(対北海道コンサドーレ札幌)。現在5位の鹿島が更に上位を狙う上で価値ある勝ち点3を得た中、エースであるFW鈴木優磨は攻撃への高い貢献度を見せた。開始早々、先制点の場面では倒れながらも絶妙なスルーパスでゴールをお膳立て。後半には自身でも空中戦の強さと高さを見せつけてゴールも奪い、勝利の立役者の1人となった。

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