真夏のGT決戦、好調岡本和真に回せ!キーマンとされる「選手の名前」

2023年8月8日(火)11時36分 ココカラネクスト

過去3度の打点王に輝くなど勝負強さが持ち味(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人は8日から本拠地東京ドームで首位阪神との3連戦に臨む。先の広島戦で3位に浮上したチームも8ゲーム差で迎える今回の戦いで阪神相手には最低でも勝ち越さなければ3年ぶりのV奪回も遠のいてしまう。真夏のGT決戦、キーマンの名を探った。

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 まず一人目のキーマンは間違いなく主砲の岡本和真だろう。6日の広島戦(マツダ)で1試合3本塁打を記録、直近5試合で8発と脅威的なペースでアーチをかけている。根底には主将としての責任感がある。今季から坂本勇人に代わって、新主将に就任、まずプレーで先陣に立って、チームを鼓舞している。

 一方でここまで30号をマークしている好調な岡本和封じに智将・岡田彰布監督も様々な仕掛けを用いてくると見られる。チームにとってはまず、岡本和と勝負せざるをえないシチュエーションを作れるかも鍵を握りそうだ。

 その意味では5番打者に誰を置くかも非常に重要となる。最近の試合では5番を務める秋広優人が調子を崩しているとあって、先の広島戦で300号アーチをかけたベテラン中田翔の存在にも注目が集まっている。元々夏男で知られ、昨年8月も一時4番を務めたこともある。最近はコンディション面も加味してベンチスタートの日々が続いていたが、広島戦では豪快なアーチを見せ、復調モードをアピールしたとあって、チームを助ける打撃を示せるか。

 また岡本和がポイントゲッターとなるためにはその前にいかに走者をためられるかも重要となる。その点でいけば1、2番の吉川尚輝、坂本勇人のパフォーマンスにも注目したいところ。特に大事なリードオフマン、吉川は後半戦に入って打率・368と調子を上げてきているだけに何としても出塁を果たし、チームに勢いをもたらしたい。上位打線の活躍も勝利への大事なキーとなりそうだ。

 そして最後は初戦に先発する菅野智之だ。阪神戦は今季2試合に登板し、防御率2・92と試合を作りながら、いずれも敗れている。いかに味方の援護を待って、粘り強く投げられるか。エースの好投も勝利をたぐり寄せるポイントにあげられる。

 泣いても笑っても残り50試合を切った今、各チーム目指すペナントに向け、総力戦を強いられる。逆にこの時期の戦いで勝ち星を重ねられなければ置いていかれるとあって、V奪回を目指す巨人ナインの奮起に期待したい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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