リヨン、アウェイゴール差で8強入り…ユーヴェはC・ロナウドのゴラッソ生かせず

2020年8月8日(土)6時2分 サッカーキング

リヨンがユーヴェを下し8強入り [写真]=Getty Images

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 チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16セカンドレグが7日に行われ、ユヴェントスとリヨンが対戦した。

 2月末に行われたファーストレグでは、リュカ・トゥザールの記録した1点を守り切ったホームのリヨンが1−0で勝利。今回の試合ではエースのオランダ代表FWメンフィス・デパイが長期離脱から復帰し、スタメン入りを果たした。一方のユヴェントスは元アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインを最前線へ起用し、早い段階での得点を狙う。

 得点が必要なユヴェントスは序盤から攻勢をかける。8分、相手のビルドアップを高い位置で奪い、イグアインからボールを受けたクリスティアーノ・ロナウドがシュートを放つもオフサイド。

 10分、ペナルティーエリア内へ侵入したフセム・アワールをロドリゴ・ベンタンクールが倒し、リヨンにPKの判定。GKの動きを見極めたデパイがチップキックでネットを揺らした。貴重なアウェイゴールが決まり、ユヴェントスは突破に向けて3点が必要な展開となる。

 19分、右サイドでボールを持ったフェデリコ・ベルナルデスキがドリブルでボックス内へ切り込む。GKアントニー・ロペスもかわしたが、戻ってきたDFマルセロが決死のスライディングでシュートを打たせず。

 37分、フアン・クアドラードのアーリークロスをイグアインが頭で合わせたが、力のあるシュートにはならずGKロペスにキャッチされた。さらに39分、ペナルティーアーク付近の好位置でユヴェントスがFKを獲得。C・ロナウドが右足で狙ったが、GKロペスが右手1本で防いだ。

 41分、ペナルティーエリア左で再びユーヴェがFKを獲得。ミラレム・ピャニッチのキックは壁に弾かれたが、デパイのハンドがあったとしてユーヴェにPKが与えられた。これをC・ロナウドが落ち着いて沈め、1点を返した。

 前半は両チームともPKによる得点で1−1のまま終了。ハーフタイムへ突入した。

 60分、バイタルエリアでボールを受けたC・ロナウドが、フェイントから左足をコンパクトに振り抜く。放たれたボールはGKロペスの手をかすめてゴールネットに突き刺さった。エースのゴラッソでユヴェントスが2点目を奪う。

 突破にはもう1点必要なユヴェントスは、負傷明けのFWパウロ・ディバラやMFアーロン・ラムジーなどを次々に投入、さらに攻撃を活性化する。76分、ディバラのCKをC・ロナウドがフリーで合わせるがシュートは枠の上。

 しかしユヴェントスにアクシデント発生。84分、ディバラが接触のないプレー中に足を痛め、自らボールを外へ蹴り出して交代を要請。マルコ・オリヴィエリとの交代でピッチを退いた。

 90+2分、イグアインがバイタルエリアで巧みなコントロールから倒され、良い位置でのFKを獲得。C・ロナウドが直接狙ったが、壁に阻まれた。

 終盤にはDFを最前線へ配置して、パワープレーを計ったユヴェントスだったが、最後までリヨンの守備を崩せず2−1で終了。2戦合計2−2となり、アウェイゴール差でリヨンが2009ー10シーズン以来となる準々決勝進出を果たした。

【スコア】
ユヴェントス 2ー1 リヨン(2戦合計2−2)

【得点者】
12分 0−1 メンフィス・デパイ(リヨン/PK)
43分 1−1 クリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス/PK)
60分 1−2 クリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス)

サッカーキング

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