レアルBのMF中井卓大、スペイン3部ラージョ・マハダオンダに加入！…今季限りのレンタル移籍

　プリメーラ・ディビシオンRFEF・グループ1（スペイン3部）に所属するラージョ・マハダオンダは16日、レアル・マドリード・カスティージャからMF中井卓大を期限付きで獲得したことを発表した。契約期間は2024年6月30日までとなっている。

　2003年10月24日生まれで現在19歳の中井は、2014年夏に10歳にしてレアル・マドリードのカンテラ（下部組織）に入団。その後は何度かトップチームの練習に参加しつつ、順調にステップアップを続け、2022年夏にはリザーブチームにあたるカスティージャに昇格した。昨年9月にプリメーラ・ディビシオンRFEF・グループ1でデビューを果たしている。

　しかし、レアル・マドリードのレジェンドOBで元スペイン代表FWのラウール・ゴンサレス監督のもと、なかなか出番を得ることができず、2022−23シーズンはプリメーラ・ディビシオンRFEF・グループ1で2試合わずか5分間の出場に留まった。なお、これまでU−15年代とU−19年代で日本代表に招集された経験がある。

　中井の加入を受け、ラージョ・マハダオンダはクラブ公式サイトにて次のような声明を発表している。

「ラージョ・マハダオンダとレアル・マドリードは、2024年6月30日までの中井“ピピ”卓大のレンタルで合意した。このMFは今シーズン、このクラブに多くの利益をもたらしてくれるだろう。“ピピ”中井はレアル・マドリードの下部組織に所属し、主力選手として頭角を表した。UEFAユースリーグなどの主要大会にも出場している」

「クオリティ、ドリブルの速さ、身体能力の高さは傑出しており、それが彼をカスティージャにまで到達させ、わずか19歳で公式戦デビューも果たした。彼は選手として成長を続け、この舞台で大きな可能性を発揮するために、ローンでラージョ・マハダオンダに加わる」

　また、加入が決まった中井も、クラブの公式X（旧：Twitter）を通じて「皆さん、こんにちは。中井卓大“ピピ”です。この度、カステージャからラージョ・マハダオンダに1年間レンタル移籍することになりました。これからも応援よろしくお願いします」と意気込みを示している。


【動画】中井卓大が日本語で意気込み！