今季初のポールを獲得した石浦、「チャンピオン獲得を考えると正念場」/スーパーフォーミュラ第5戦予選トップ3会見

2018年8月18日(土)18時35分 AUTOSPORT web

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦nの予選が8月18日ツインリンクもてぎで行われ、石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)、野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)のトップ3が予選後の会見に登場。予選を振り返るとともに、明日の決勝への展望を語った。


■石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)/予選ポールポジション


「普段ランキングはあまり気にしないのですが、今回は気にしてきました。なぜかというと、今年は(去年よりも)レース数が少なく1戦1戦が違うということと、例年と違って(ランキングで)ビハインドの状態で今週末迎えたからです。チャンピオン獲ることを考えると、正念場のタイミングだと思いました」


「(もてぎに)来る前からエンジニアとクルマのことも話し合ってきました。それが予選で結果に表れて、まずはほっとしています。ただ、Q1から隣のふたり(野尻と松下)が、速いなという印象でした」


「今日の朝(のフリー走行)のとき、自分でタイヤを壊してしまったんです。それで早めにソフトを履き、ソフトでクルマを合わせ込めた自信はありました。だから、(予選では)Q2とQ3の方がいけるかなとは思ってました」


「それでも野尻(智紀)選手が速かったので、Q3ではやられちゃうかな、と思いました。コントロールラインを通ったあとも、自分がポールだという自信がなかったんです」


「最近、Q3でそこまでタイムが上がらない傾向でしたから、Q3でもう少しタイムを上げないといけないと思っていたので。チームがしばらく無線でポールを獲ったことを教えてくれなかったので、しばらくは不安でした」


「大事なのは明日ですが、今日ここまでは順調に来られて、トップを獲れてよかったと思ってます。もてぎはすごく相性がいいサーキットです。ポールスタートだと作戦も悩まないですみます。(戦略は)まだ考えていませんが、正攻法でいくのではと思いますね」


■野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)/予選2番手


「新しい取り組みをしながら予選に向けてセットアップを合わせて来られたかなと思います。が、やはりポールを獲れなくて悔しいのが本音です。明日の優勝を考えるとスタートラインには立てたかなと思っているので、優勝できるように頑張ります」


「(今大会から2機目のエンジン搭載について)昨日の段階ではけっこうトヨタエンジンが前にいたので『あれ』と思いましたけど。でも今日はそんなこともないので、しっかりとパワーを使って走れました」


「ただ、前戦富士でホンダエンジン勢が下位に沈んだので、研究所のみんなが原因究明に励んでくれました。ドライバビリティは変わらずいいし、新たな側面も出てくると思うので、そのへんは期待したいですね」


■松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)/予選3番手


「前戦の富士でQ2敗退し、悔しい思いがあったのでQ3で3番手というのは満足です。ただ、クルマが持っているポテンシャル的には石浦さんや野尻さんに勝負できた、ポールを獲れたかもしれないという状況だったので、ちょっと悔しいですね」


「(松下選手がミディアムタイヤでアタックしたQ1で速かったことについて)僕は周りに比べて、ミディアムタイヤからソフトタイヤに変えたときにタイムが上がらないんです」


「ソフトタイヤで、みんながミディアムタイヤよりも1秒近くタイムが詰まっているのに、僕はコンマ5くらいしかタイムが縮まらない。なぜかはまだわかっていないのですが、そこは改善したいです」


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