レッドブルのリザーブ、アルボンがインディカー視察「第一希望はF1復帰だが、プランBやプランCが必要」

2021年8月19日(木)6時49分 AUTOSPORT web

 レッドブルF1のリザーブドライバーを務めるアレクサンダー・アルボンは、インディカーシリーズ第12戦が行われるインディアナポリス・モータースピードウェイを訪れた。2022年にインディカーに参戦する可能性について聞かれたアルボンは、F1参戦が自分にとって最優先事項であり、まずはF1でチャンスがあるのかどうかを見ていきたいと答えた。


 2019年にトロロッソ(現アルファタウリ)でF1にデビューしたアルボンは、シーズン途中でレッドブルに昇格したが、翌年、チーム首脳陣を満足させるパフォーマンスを示せず、シーズン末でレギュラーシートを失った。アルボンは今年、テスト&リザーブドライバーとしてチームに残り、DTMにも参戦している。


「何があるのか見てみたいんだ」とアルボンは『IndyCar.com』に対してコメントした。


「一番の目標はF1参戦だ。でもそれが100パーセントかなう保証があるわけではないから、他に何があるのかを調べて、プランBやプランCを用意する必要がある」


「インディカーには昔から関心があった。さらに盛り上がってきているのが分かる。視聴率が上がったりとか、上昇傾向にある」


 インディアナポリスでアルボンは、元F1ドライバー、ロマン・グロージャンのもとを訪れた。その際、アルボンは、グロージャンが所属するデイル・コイン・レーシングのチームオーナー、デイル・コインや共同オーナーのリック・ウェアと会話をかわし、52号車のコクピットに乗り込むなどしている。

インディアナポリスでインディカーマシン(デイル・コイン)に乗り込むアレクサンダー・アルボン(レッドブル)

「ロマンの様子や、彼がしていることを見るのは、とても興味深い」とアルボン。


「彼がどう考えているのかを知りたかったんだ。彼が満足しているか? もちろん満足している。いつも笑顔だったよ」


「(F1からインディカーへの)転向はうまくいったのか、インディカーに来た当初はどう感じているのか興味があった。彼はここでとてもリラックスしているようだ」


 2022年にインディカーに参戦する可能性について聞かれたアルボンは「見ていてとても興味深かった。でも、参戦したいかどうかという質問に答えるのは簡単ではない」とコメントした。


「いくつかのチームを見ている。彼らと話をして、状況を確認するよ。その上で、自分が何をするのかを決める」


「適切な機会があれば、ということになるかな。あるいは、F1でチャンスがなくて、ここでいいチームと走るいいチャンスがあるならね。数日ここで過ごして、自分自身が楽しめるものだと思ったなら、(2022年にインディカーに参戦する)確率が上がるだろう」



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