優雅さと快適性を兼ね備えたV8オープン、『フェラーリ・ポルトフィーノ』発表

2017年8月24日(木)12時19分 AUTOSPORT web

 フェラーリは8月23日、V8エンジン搭載の新型FRオープンGT『Ferrari Portofino(フェラーリ・ポルトフィーノ)』を発表。9月にドイツで開催されるフランクフルト国際モーターショーでワールドプレミアすると明らかにした。


 新型FR車両は、世界的に有名なイタリアの高級リゾート地、ポルトフィーノの名を冠するとおり、絵のように美しい港として有名なポルトフィーノのイメージに見合う、スポーツ性とエレガンスさ、そして快適な乗り心地を融合。このセグメントに新風を吹き込むモデルだと謳われる。

左右テールライトの距離をさらに離すことによってワイド感を強調。軽量デザインの新設計RHTを格納する


 マシンフロントに搭載される3.8リッターのV8直噴ツインターボエンジンは600馬力を発生。0-100km/h加速はわずか3.5秒というスーパースポーツにふさわしい性能を備えながら、リトラクタブル・ハードトップ、広いトランク、ゆとりあるコックピットスペースを持つ、最強のコンバーチブルとなっている。

RHTモデルでは前例のない、ツーボックス・ファストバック構成のアグレッシブスタイルを採用
キャビンに流入するエアフローを30%削減し、風切り音を低減させる新ウインドディフレクターも装備


 完全新設計となるシャシーは、実質的な先代モデルとなるカリフォルニアTから大幅な軽量化を実現。


 さまざまな最新製造技術を導入してボディシェルの全コンポーネントを再設計した結果、軽量化の達成だけではなく、ねじれ剛性も強化されるなど、動的性能の下地も大幅に進化している。

18 通りに調整可能な電動シートは新デザインバックレストの採用によって、リア・パッセンジャーの足元のスペースを拡大。パッセンジャー・ディスプレーも装備する


 そこに組み合わされる最新のビークルダイナミクス制御は、第3世代の電子リア・ディファレンシャル(E-Diff3)と、F1-Tracという最新の組み合わせとなり、このクラスでは初搭載となるEPS(エレクトリック・パワー・ステアリング)との協調制御により、高速走行時の安定性を犠牲にすることなくステアリングレシオを7%引下げ、レスポンスをさらに向上させている。

ヘッドライトの外側のエッジには、フロントのホイールアーチを経て側面に沿って気流を排出し、ドラッグを軽減する革新的なエアインテークをビルトイン


 また、ダンパーに採用される磁性流体(MR)ダンピングシステム(SCM-E)は、デュアルコイル・テクノロジーの採用によってロールを抑え、荒れた路面における衝撃吸収能力の向上に貢献。極上の乗り心地と俊敏性を両立した。


 この新型フェラーリがまとう発表会仕様のカラーもまた、その名称を戴いた美しい街に敬意を表して、Rosso Portofinoとネーミングされるなど、新たなフェラーリの世界観と自信を感じさせる魅力あふれるモデルとなっている。

10.2インチ・タッチスクリーン画面のインフォテインメントシステム、ルーフ開閉時でも快適性を向上させる新エアコン・システム、新型ステアリングホイールなど数々の新装備を採用


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