「完全にどうかしてる」投手による“ゴジラ超え”の44号! 大谷翔平の確信弾に米識者たちも愕然「球史に残る」

2023年8月24日(木)10時20分 ココカラネクスト

規格外のパワーを見せつける一打を放った大谷。(C)Getty Images

 打った瞬間にそれと分かる一発だった。

 現地時間8月23日に本拠地で行なわれたレッズ戦に大谷翔平(エンゼルス)は、「2番・指名打者兼投手」で先発出場。初回に44号となるツーランホームランをマーク。シーズン55本ペースとした。

【動画】まさにロケットだ!23日のレッズ戦、ダブルヘッダー第1試合初回に豪快な44号ホームランを放った場面

 快音は、投手として初回を三者凡退で切り抜けた後の打席に鳴り響いた。無死一塁で相手先発左腕アンドルー・アボットと対峙した大谷は、初球にほぼ真ん中に甘く入った92.9マイル(約149.5キロ)の4シームを強振。まさにジャストミートをし、本人が確信めいた表情で見送った当たりは、みるみるうちにライト方向へ伸び、あっという間にフェンスを越えた。

 初球であろうと甘い球は逃さない。今季の「打者・大谷」の好調さがうかがえる一打となった。ちなみに本塁打を打った投手は通算141人目となり、松井秀喜の140人を超えて日本人選手最多となった。

 無論、投手の目の覚めるような一発は、小さくない反響を呼んだ。米データ専門会社『Codify』は、公式X(旧ツイッター)で、1年間で44本のホームランを打つ選手は素晴らしい。そして1年で167人の打者から三振を奪う選手も素晴らしい」と前置きしたうえで、「それをひとりの男が同時にやっているとしたら、それは完全にどうかしていることなんだ」と強調。大谷の異能ぶりを称えた。

 また、地元局『Bally Sports Wset』で実況を務めるウェイン・ランダッツォ氏もXにおいて、「まさにスペクタクルな打席だった。オオタニは44本塁打を放ち、167三振も奪った。間違いなく球史に残る偉大なシーズンだ」と、千両役者ぶりを褒めちぎった。

 その後、大谷は2回の投球で先頭に四球を出し、1死の後、打者ボットに対してカウント2-2からの5球目がファウルとなったところで、緊急降板。打者としても3回に代打を送られ、試合から退いた。

 なお、チームは「腕の疲労」と発表し、試合後の会見でフィル・ネビン監督も「現時点では腕としか言えない。彼は痛みがあるとは言わなかった。違和感と言っていた」と説明。その状態が不安視されている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「大谷翔平」をもっと詳しく

「大谷翔平」のニュース

「大谷翔平」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ