ウェストハム、“注目株”MFクドゥスの獲得が決定的に！…アヤックスから今夏2人目の補強へ

　ウェストハムが、アヤックス所属のガーナ代表MFモハメド・クドゥスの獲得に近づいているようだ。25日、『BBC』や『アスレティック』など複数のイギリスメディアが伝えている。

　現在23歳のクドゥスは2020年夏にアヤックスに加入。徐々に頭角を表すと、在籍3年目となった昨シーズンは攻撃的MFやセンターフォワード（CF）、右ウイング（WG）を主戦場に公式戦42試合に出場し18ゴール7アシストをマークした。また、2019年11月にはガーナ代表にデビュー。昨年のFIFAワールドカップカタール2022で2ゴールを挙げるなど、ここまで国際Aマッチ通算24試合に出場し7ゴールをマークしている。

　そんなクドゥスを巡っては、アーセナルやチェルシー、ブライトンなどからの関心が明らかに。アヤックスも攻撃の中心的役割を担う同選手の慰留に向けて、2025年夏までとなっている契約の延長を打診したものの、選手本人がこれを拒否したと報じられており、去就にはかねてから大きな注目が集まっている。

　今夏の“注目株”となっていたクドゥスだが、ウェストハムへの加入が決定的となっているようだ。報道によると、ウェストハムは4150万ユーロ（約65億円）＋300万ユーロ（約5億円）という構造の総額4450万ユーロ（約70億円）のオファーを提示し、アヤックスとクラブ間合意に至った模様。現地時間26日土曜日にはメディカルチェックが予定されており、クドゥスも同日にロンドン入りする予定だという。なお、契約期間については、1年間の延長オプションが付随した2028年6月末までの5年契約となる可能性が高いようだ。

　長らく中盤の主軸としてチームを支えたイングランド代表MFデクラン・ライス（現：アーセナル）を今夏に失ったものの、アヤックスからメキシコ代表MFエドソン・アルバレス、サウサンプトンからイングランド代表MFジェームズ・ウォード・プラウズを獲得したウェストハム。アヤックスから今夏2人目の新戦力としてクドゥスをスカッドに加えることとなりそうだ。