S耐第5戦もてぎのエントリーリスト発表。MAZDA SPIRIT RACINGのロードスターがデビュー

　8月28日、ENEOSスーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankookを運営するスーパー耐久機構（STO）は、9月3〜4日に栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催されるシリーズ第5戦『もてぎスーパー耐久 5Hours Race』のエントリーリストを発表した。

　近年は参加型モータースポーツの頂点として多くのエントラントやファンを集めているスーパー耐久シリーズ。参戦台数も年々増加し、2021年から新設されたST-Qクラスは自動車メーカーが開発の場として参戦、将来のカーボンニュートラルに向けた取り組みや市販車の開発へと役立てている。

　そんなスーパー耐久の次戦はモビリティリゾートもてぎで5時間レースが行われる予定となり、開催を控えエントリーリストが発表された。年間スケジュールどおり、今回の第5戦は参戦台数の総数を調整するためにST-3が不参加クラスとなるが、8クラス計52台が名を連ねた。

　　FIA-GT3マシンが使用されるST-Xクラスには7台がエントリー。多くのチームがドライバーラインアップを継続するが、第3戦の勝者であるGrid Motorsport AMG GT3はCドライバーを黒澤治樹から、第2戦富士24時間では助っ人としてHELM MOTORSPORTS GTR GT3に加入し優勝を飾っているショウン・トンに変更している。なお、MP Racingはチームからの発表とおり今戦にエントリーしていない。

　GT4規格マシンで争われるST-Zには8台、ホンダ・シビック・タイプR TCR同士がバトルを繰り広げるST-TCRには2台が参戦。メーカーの開発車両が参戦するST-Qには前戦同様の6台がエントリーをしている。

　3台が参戦するST-1、ミツビシ・ランサーエボリューション、スバルWRX STI、トヨタGRヤリスが接戦を繰り広げるST-2にも前戦同様の3台が参戦。そしてST-4では前戦オートポリスで長きにわたる役目を終えたTEAM G／MOTION’のホンダ・インテグラに代わり、全薬工業withTEAM G／MOTION’GR86としてトヨタGR86が登場する。

　最多台数を誇るST-5にはホンダ・フィット、マツダ・デミオ／ロードスター、トヨタ・ヤリスを使用する14台がエントリー。そして以前から2022年のスーパー耐久ST-5参戦を発表していたMAZDA SPIRIT RACINGの『MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER』も12号車として今戦からデビューを果たす。ドライバーは1名がTBNだが、杉野治彦／樋口紀行／藤島知子が登録されている。以上の8クラス52台のドライバーラインアップなどは以下のとおりだ。

■ENEOSスーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook第5戦『もてぎスーパー耐久 5Hours Race』　エントリーリスト（8月28日時点）
■ST-X（7台）

■ST-Z（8台）

■ST-TCR（2台）

■ST-Q（6台）

■ST-1（3台）

■ST-2（7台）

■ST-4（5台）

■ST-5（14台）