フォーミュラE参戦のニッサン・e.ダムス、2021/2022年“シーズン8”からギュンターを起用

2021年9月2日(木)16時30分 AUTOSPORT web

 9月2日、日産自動車はABB FIAフォーミュラE世界選手権に参戦するニッサン・e.ダムスが来季2021/2022年“シーズン8”から新たにマキシミリアン・ギュンターを起用し、セバスチャン・ブエミとコンビを組むことを発表した。


 ドイツ出身のギュンターは、フォーミュラEに参戦した3シーズンで優勝3回、2位を1回獲得するなど速さを見せているドライバーだ。フォーミュラE参戦前はジュニアカテゴリーで活躍し、FIA-F3では10勝を挙げてランキング2位に輝き、その後はFIA-F2でも優勝を飾り、フォーミュラEには2018/2019年“シーズン5”から参戦をしている。


 そんなギュンターが、唯一の日本メーカーとして電動フォーミュラレースに挑戦し、来シーズンで参戦4年目を迎えるニッサン・e.ダムスに加入することになった。


「ニッサン・e.ダムスファミリーの一員になれたことをとてもうれしく思う」とBMW i アンドレッティ・モータースポーツから移籍を果たすギュンターは語った。


「このチームはフォーミュラEでの成功を目指していて、僕もチームに貢献したいというやる気にあふれている。世界最大級の自動車メーカーの一員として参戦できることは名誉なことだし、僕のキャリアにとって新たな、そして大きなステップになる。これからの戦いに向けて本当にワクワクしているよ」


 また、新たなドライバーとコンビを組むことになったエースのブエミも「シーズン8からギュンターとパートナーを組めることになったのは素晴らしいニュースだ」とコメントした。


「彼は速く素晴らしいドライバーだから、一緒にレースをするのを楽しみにしている。来シーズンは優勝を狙える要素が揃っているし、勝ち取りたいと思う」


 そしてニッサン・e.ダムスのチーム監督を務めるグレゴリー・ドリオも「ギュンターの加入は、私たちのフォーミュラE参戦ストーリーに、新たに刺激的な章を書き加えることになるだろう。彼のスピードと決断力は、チームをさらに前進させてくれると思う」と述べている。


 また合わせてニッサン・e.ダムスは、チームのテスト兼リザーブドライバーはスーパーGTなどでも活躍する高星明誠、公式シミュレータードライバーは元日産GTアカデミー優勝者のヤン・マーデンボローが引き続き務めることも発表している。

セバスチャン・ブエミ(ニッサン・e.ダムス)
高星明誠(左)とヤン・マーデンボロー(右)



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