左FWで先発の大迫勇也、移籍後ブンデス初得点で手応え「サイドでも点取れる」
2018年9月2日(日)10時12分 サッカーキング
大迫のリーグ初得点はVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)に救われた。見せ場が訪れたのは21分。MFマキシミリアン・エッゲシュタインからの浮き球パスに、際どいタイミングで最終ラインの裏に抜け出すと、冷静にGKの股を抜いてゴールネットを揺らした。しかし、副審はオフサイドのジャッジ。それでも大迫本人が「たぶんオフサイドじゃないな、と思いましたけど」と言ったように、ビデオ判定の結果、ゴールが認められた。「喜ぶ時間差ができるけど、ちゃんと判定してくれているので、しょうがないですね」。
ゴールは狙いどおり形だった。大迫は「練習の時に監督からすごく言われていることを、しっかりと出せた」と得点シーンを振り返り、「しっかり中に入って裏を取って、ということはサイドの選手に求められること」と監督の指示を明言。その上で、サイドでのプレーに手応えをつかんでいるようだ。「真ん中のマックス(・クルーゼ)のところでボールが落ち着くので入りやすい。守備のところもそこまで下がらず、(味方が)負担してくれるので、前に行ける。あれならサイドでも点を取れるかなと思う。守備だけじゃない、攻撃的なサイドなので、面白みもある」。
大迫は今回の日本代表に招集されなかった。「選ばれたら行ってましたけど(笑)」と冗談を言ったが、「この2週間しっかり内容の濃いものにしたい」とブレーメンでの戦いに切り替えている。「ドイツでしっかり自分の存在価値を示していくことが、自分にとっても成長することだと思うし、ここ(クラブ)でたくさんプレーできれば、また代表にいろんなものを還元できると思うので、今は代表のことは考えずに、ここで頑張るだけ」と意気込んだ。