WEC:8号車トヨタがFP3トップタイムも、総合最速ラップは2号車ポルシェがマーク

2017年9月3日(日)7時37分 AUTOSPORT web

 WEC世界耐久選手権第5戦メキシコは9月2日、午前と午後それぞれの時間帯でフリープラクティスが行われ、9時30分から実施された2回目では2号車ポルシェ919ハイブリッドがトップタイムをマーク。13時45分からの3回目は8号車トヨタTS050ハイブリッドのセバスチャン・ブエミが総合首位に立った。


 変則的なスケジュールで行われている第5戦メキシコ。通常の6時間レースでは予選日はフリープラクティス3回目と公式予選のみが行われるが、今大会では金曜のフリープラクティス2回目が予選日にずらされ、公式予選の前にフリープラクティス2回目と3回目、都合2回の走行機会が設けられている。


 フリープラクティス2回目は気温、路面温度ともに17度のドライコンディションでスタート。前日の走行は雨絡みでドライでの走行時間が限られてことから各車とも精力的に走行を重ねていった。


 そんななかでトップタイムをマークしたのは2号車ポルシェ。ブレンドン・ハートレー駆る2号車ポルシェは、セッション開始20分過ぎに1分25秒007という2016年のポールポジションタイム1分25秒069を上回るラップタイムを記録した。


 僚友の1号車ポルシェをドライブするニック・タンディもほぼ同時刻に自己ベストタイムを更新し、1分25秒491というタイムで総合2番手につけた。


 一方のトヨタ勢は7号車、8号車ともにセッション終盤にパーソナルベストをマーク。7号車トヨタはホセ・マリア・ロペスの1分26秒681で総合3番手に。8号車トヨタは中嶋一貴が記録した1分27秒320というタイムがベストとなり総合4番手となった。


 午後になって行われた3回目のフリープラクティスでは2号車ポルシェを除く3台がセッションスタートと同時に予選シミュレーションを行い、1号車ポルシェのニック・タンディが計測2周目に1分25秒678というタイムを記録。


 しかし、1号車ポルシェはピットレーン制限速度違反のペナルティを受け、このタイムが抹消に。これによりタイミングテーブルの最上段にはセバスチャン・ブエミのアタックで1分25秒789をマークした8号車トヨタがつけ、最終的にセッショントップとなった。

8号車トヨタTS050ハイブリッド


 総合2番手はピットイン後、タンディが再度アタックを行ない1分25秒983を記録した1号車ポルシェがつけ、1号車ポルシェと0.086秒差の総合3番手にはマイク・コンウェイが駆る7号車トヨタが入っている。


 2回目のフリープラクティスでトップに立った2号車ポルシェはティモ・ベルンハルトが記録した1分26秒127がパーソナルベストとなり、総合4番手となった。


 LMP2クラスはジャッキー・チェンDCレーシングの37号車オレカ07が、1分33秒130をマークしてクラス首位に。2番手は0.014秒差でシグナテック・アルピーヌ・マットムートの36号車アルピーヌA470がつけた。


 LM-GTEプロクラスは1分39秒722をマークしたAFコルセ、71号車フェラーリ488 GTEがクラストップ。2番手以下はフォード、アストンマーチン、ポルシェが僅差で並ぶ結果となった。


 LM-GTEアマクラスのトップは1分41秒069を記録したガルフ・レーシングの86号車ポルシェ911 RSR。0.005秒差でデンプシー-プロトン・レーシングの77号車ポルシェ911 RSRがクラス2番手につけている。澤圭太もドライブするクリア・ウォーターレーシングの61号車フェラーリ488 GTEはクラス4番手となった。


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