ロータス、電動ハイパーSUV『エレトレ』を日本初披露。最高出力900馬力超モデルも国内導入へ
2023年9月3日(日)9時0分 AUTOSPORT web
ロータス・カーズの日本正規販売輸入総代理店であるエルシーアイは9月1日、100%電動ハイパーSUV『LOTUS ELETRE(ロータス・エレトレ)』の国内導入を発表した。価格は2332万円〜2585万円(税込)だ。
“ピュアエレクトリックハイパーSUV”を謳う『エレトレ』は、実用的で多用途、かつ広々としたファミリー向けハイパーSUVを求める新世代のロータスカスタマーに向けたモデル。数々のライトウェイトスポーツカーを世に送り出してきたロータスとしては新鮮な、全長5103mmにも及ぶダイナミックなボディはまさに“新世代のロータス”を感じさせる。
■日本導入は2グレード
先陣を切って中国でのデリバリーが開始されているこのハイパーSUVは、『エレトレ』『エレトレS』『エレトレR』の3種類のバージョンがラインアップされているが、日本導入モデルはこの内『エレトレS』『エレトレR』のふたつだ。
『エレトレS』はラグジュアリーさを求めるカスタマー向けで、ソフトドアクローズ、プライバシーガラス、アクティブリヤスポイラーのほか、照明やオーディオにもこだわった充実の装備となっている。
フラッグシップモデルとなる『エレトレR』には、インテリジェントアンチロールコントロールとアクティブリアホイールステアリング(後輪操舵)を組み合わせた“ロータスダイナミックハンドリングパック”が標準装備される。そのほか、走行性能をさらに引き上げる装備が多く採用され、通常5つのモードから選択するドライブモードに、専用の『トラックモード』も用意されている。
■性能と効率を両立したパワートレイン
大型なボディをスムーズに加速させるパワートレインは、100%電動のデュアルモーター方式。エレトレSで450kW(603hp)、エレトレRにいたっては675kW(905hp)に達するパワーは、フルタイム全輪駆動システムによって路面に伝えられる。
また「日常的な使い勝手に不可欠なエネルギー効率を実現」とメーカーが話すとおり、これだけのパフォーマンスを発揮しながらも、WLTP最大航続距離600km(エレトレS)/490km(エレトレR)を実現している。駆動用バッテリーの容量は両モデルともに112kWhで、急速充電器の使用で10%から80%までの充電がわずか20分で完了、たった5分の充電でも最大120kmまで航続可能と、性能と実用性の両立が図られている。
そのほか、各モデルの主要スペックは以下のとおりとなる。詳細や購入についての情報は最寄りのロータス正規ディーラーまで。
■ロータス・エレトレ主要スペック
エレトレS | エレトレR | |
---|---|---|
全長(mm) | 5103 | 5103 |
全幅(mm、電動バックミラー付) | 2135 | 2135 |
全高(mm) | 1630〜1636 | 1630〜1636 |
最高出力(kW/hp) | 450/603 | 675/905 |
最大トルク(N・m) | 710 | 985 |
0ー100km/h(秒) | 4.5 | 2.95 |
バッテリー容量(kWh) | 112 | 112 |
WLTP複合航続距離(km) | 600 | 490 |
充電時間 10〜80%(分) | 20 | 20 |
充電時間 0〜100%(時間) | 5.8 | 5.8 |
価格(税込) | 2332万円 | 2585万円 |