安東弘樹のクルマ向上委員会! 第63回 クルママニアの奇行を目撃! 安東弘樹、ロータスに旅行バッグを積む!?

2024年3月15日(金)11時30分 マイナビニュース

日本で買える輸入車が一堂に会する日本自動車輸入組合(JAIA)の試乗会で安東弘樹さんを観察していると、妙なシーンを目撃した。英国のスポーツカーブランド「ロータス」のクルマを見つけた安東さんは、急に何かを思い出したように(会場まで乗ってきた)自分のクルマのもとへ近づいていき、おもむろに大きな旅行バッグを取り出したかと思うと、あろうことかそれを「エミーラ」というスポーツカーに積み込もうとし始めたのだ! どういうつもりなのか、安東さんに聞いてみた。
まずはロータス「エレトレ」に遭遇!
マイナビニュース編集部:あそこにロータスのクルマが並んでますね。電気自動車の「エレトレ」がありますよ!
安東弘樹さん:すごい色ですねー!
編集部:安東さんはロータス「エリーゼ」に乗っていらっしゃいますけど、ロータス好きとしてエレトレはどう見ます?
安東さん:全く別の生き物って感じですかね。
編集部:ロータス初のEVで、しかもロータス初のSUVですから、これまでのロータスとはイメージの違うクルマですよね。価格帯も従来のロータスとは次元が違うようですから、新しいお客さんに向けたクルマなのかもしれないですね。
安東さん:いくらなんでしたっけ?
編集部:2,300万円くらいって聞きました。
安東さん:なるほど。変な話、初めてのEVで、この大きさとスペックで、そのくらいで済むんですね。思ったよりも(競合のEVと比べて)安い感じがします。
「エミーラ」は購入検討中?
編集部:となりにあるのは「エミーラ」ですね。
安東さん:あ、しまった……。持ってくるの忘れてた……。ちょっと、いいですか?
※駐車場に急ぎ足で歩き出す安東さん
編集部:どうかされましたか?
※自分のクルマからコールマンの大きなバッグを取り出す安東さん
編集部:それは何ですか!?
安東さん:いや、ちょっと、積めるかどうか試してみようと思って、持ってきたんですよ。
編集部:それは、エミーラを買ったら、どのくらいの荷物が積めるかを知りたくてということですか?
安東さん:まあ、そんなところですね(笑)。
安東さん:性能や装備面を考えると、エミーラがBMW「M2」より500万円も高いことが素直に疑問に思えるんですけど、同じマニュアル車で比べると、エミーラはシフトフィールとかシフトポジションとか、ペダルレイアウトなんかが圧倒的にいいんです。エンジンは、これまでの「エヴォーラ」同様、トヨタ製なんですけど。
編集部:ロータスは英国車だから、右ハンドルでしっくりくるように作ってあるんですね。
なぜコールマンをエミーラに載せなければならないのか
編集部:それにしても、なんでこんなに大きなバッグをエミーラに積んでみようと思ったんですか? 何がしたいんですか?
安東さん:旅行です。マニュアルのスポーツカーで長距離の旅行がしたくて。
編集部:もう少し小さなバッグでも、1泊旅行くらいなら問題なさそうですけど?
安東さん:私の場合、荷物が大きくなっちゃうんですよ。いつもマイ枕も持っていくので。宿泊先の枕が合わないことが多いので、テンピュールを持っていくようにしているんです。たまに、テンピュールが置いてあるホテルもあるにはあるんですけど、私はテンピュールのSサイズじゃないとダメなんです。Sサイズでもけっこうかさばるんで、荷物が増えちゃうんですよね。それに、できれば長距離、長期間の旅をしたいので……。
編集部:そうなんですか……。ちなみに、エリーゼに旅行用の荷物は?
安東さん:全く入りません! まあ、旅に出るクルマではないですからね……。
編集部:でも、きっとエミーラには入りますよ! これは見ものだな。
安東さん:どうですかねー? 飛行機の機内持ち込み可のハードケースのバッグは試してみたんですけど、荷室の天地が足りなくて入らなかったんです。あれはショックでした。
編集部:すでに試し始めていたんですね……。
はたしてトランクに旅行バッグは入るのか!
安東さん:(ロータスのブースにいた正規輸入総代理店エルシーアイの人に)すみません! これ、ちょっと積んでみてもいいですか?
安東さん:あー! ダメかな! これはダメかな!
エルシーアイの担当者:いけそうなんですけどね……!
安東さん:やっぱり、ダメですね。トランクの中の出っ張りが引っかかってしまいます。エミーラなら、いけるかなと思ったんだけどなー! 実は、ほとんどエミーラのために、寸法まで確認して試しに買ってみたバッグなんですよ。いやー、ちょっとショックですね。(エルシーアイの担当者に)ありがとうございました。申し訳ないです。
エルシーアイの担当者:安東さんには、ロータスに乗り続けてもらいたいんですけどね……。
安東さん:私も乗りたいのはやまやまなんですが……。
編集部:荷物を助手席に積むのではダメなんですか?
安東さん:まあ、それでもいいんですけど、シフト操作の邪魔になることもありますし……。
編集部:もうワンサイズ、小さなバッグを買っては?
安東さん:うーん……このサイズだと3泊までの荷物が入って、バッグとしても使い勝手がよくて気に入っているので。
編集部:シートの後ろにも荷物を置くための空間があるようですが、そこにも入らない?
安東さん:無理ですね。荷物を入れるとすれば、運転席のシートを前に出さなくてはいけなくなります。
編集部:運転を楽しみたいクルマなのに、理想のドライビングポジションがとれないとなると本末転倒ですしね……。
安東さん:やっぱり、エリーゼを手放すな、ということなのかもしれません。
編集部:もし、そのコールマンがトランクに入っていたら、エミーラ購入を決めていましたか?
安東さん:価格が価格だけに、そこまで断言はできませんが、かなりの前進にはなりますね。
編集部:ちなみに、BMW「M2」なら、そのバッグは……。
安東さん:余裕で入ります! なんなら、トランクでも後席でも入れ放題って感じですよ(笑)。5つは入るんじゃないですか。
編集部:そこは比較すべき項目じゃなかったですね。すみません!
安東さん:しかし、エミーラに入らないってことがわかったら、なんだかバッグが重く感じますね(笑)。
安東弘樹 あんどうひろき 1967年10月8日生まれ。神奈川県出身。2018年3月末にTBSを退社し、フリーアナウンサーとして活躍。これまでに40台以上を乗り継いだ“クルママニア”で、アナウンサーとして初めて日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務める。 この著者の記事一覧はこちら

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