シャビ監督がバルセロナと2年契約延長へ…財政難のクラブ事情を考慮して給与面で譲歩か

2023年9月5日(火)11時45分 サッカーキング

シャビ監督がバルセロナとの契約延長に合意 [写真]=Getty Images

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 バルセロナを率いるシャビ監督が、クラブとの契約延長に合意したようだ。4日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 1980年1月25日生まれのシャビ氏は現在43歳。2021年11月に、『ラ・マシア』からクラブレジェンドにまで上りつめたバルセロナに監督として6年ぶりに帰還。途中就任となった初年度は無冠に終わったものの、昨シーズンは2位レアル・マドリードに10ポイント差をつけ、4年ぶりとなるラ・リーガ優勝を成し遂げた。これまでに公式戦通算94試合で指揮し59勝16分19敗で、前述したラ・リーガに加え、スーペルコパ・デ・エスパーニャのタイトルを獲得している。

 今シーズンも開幕4試合で3勝1分と好スタートを切っているなかで、シャビ監督とバルセロナは2024年夏に満了を迎える現行契約の延長に合意したようだ。『マルカ』によると、新契約は2026年夏までの2年間。残すは、バルセロナのスポーツディレクター職に就くデコ氏とシャビ監督の代理人による最終調整だが、問題はない見込みと報じている。

 シャビ監督の続投を巡っては、数カ月前から契約延長に向けた交渉が開始されていた。『マルカ』は、「当初は条件面で軋轢が生じたが、両者が合意に達することを、つながりを維持することを望んでいたことから、齟齬は最小限にとどまった」と指摘。財政難に喘ぐクラブ事情を考慮し、シャビ監督が給与面で譲歩したとのことだ。

 バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が掲げているのは“大陸での成功”、すなわちチャンピオンズリーグ制覇だ。今シーズンのチャンピオンズリーグ開幕を2週間後に控えるなかで、バルセロナに選手として最後の“ビッグイヤー”をもたらしたシャビ監督と契約延長がまとまったことは大きいだろう。

サッカーキング

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