「私たちはミランだから」 ビッグイヤー戴冠の未来見据え…ピオリ監督が“名門復活”へ思い馳せる

2022年9月6日(火)15時23分 サッカーキング

CLに向けて意気込みを示したピオリ監督 [写真]=Getty Images

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 ミランを率いるステファノ・ピオリ監督が、6日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)・グループE開幕節ザルツブルク戦に向けて意気込みを示した。5日、クラブ公式サイトが伝えている。

 昨シーズンは、11年ぶりとなるスクデット戴冠を成し遂げたミラン。ピオリ政権4年目を迎える2022−23シーズン、MFシャルル・デ・ケテラーレやFWディヴォック・オリギらを新戦力として迎えたミランは、セリエA開幕5試合無敗の好スタートを切った。そして6日、“ディアボロ(ミランの愛称)”は、ザルツブルクとのグループE開幕節へと挑む。

 CL・グループEでチェルシー、ディナモ・ザグレブ、ザルツブルクと同居したミラン。セリエA王者として臨む今大会について、ピオリ監督は「早く始めたくてしょうがないんだ。とても良い準備をしてきたし、自分たちが望んでいた大会。この数カ月間、私たちは働きながら改善してきた。チャンピオンズリーグは、このクラブの居場所でなければならない」と意気込む。また、同指揮官は「昨年のチャンピオンズリーグで、自分たちのパフォーマンスという点では良い結果を残すことができた。あれから1年、私たちはより成熟し、より多くの時間を過ごし、より多くの試合を一緒に戦っている。このレベルだと、ペースもテンポも格段に上がるから、私たちにとって良いことばかりなんだ。特に昨シーズンのリヴァプール戦やポルト戦は、この大会の激しさについて多くのことを教えてくれた」と昨シーズンのCLでの戦いを糧に、チームはより成長を遂げたと語った。

 CL通算7度の優勝を誇り、1980年代後半から90年代前半にかけて“最強神話”を築いていたものの、近年は低迷期が続いていたミラン。“名門復活”への歩みを進める中で迎える今大会について、ピオリ監督は「私たちよりも優勝する準備ができているチームがある。さらに高いレベルに到達するためには、まだ時間が必要なんだ」と前置きしつつ、「できる限りのことをしよう。私たちは“ミラン”だから、いつかまたビッグイヤーを掲げるために。それが、私自身とチームの願いであり、このクラブの在るべき姿だ」と思いを馳せた。

 最後に、今夏の移籍市場で加入した選手たちにも触れたピオリ監督は「みんな、自分の価値をピッチで証明したい、学びたい、という気持ちを持ってやってきた。シャルル(・デ・ケテラーレ)は非常に才能があり、重要な局面で答えを与えてくれるだろう。ディヴォック(・オリギ)があれほど身体能力が高いとは知らなかったよ。シーズン中、我々を助けてくれるはずだ」と新戦力のポテンシャルの高さに感嘆していることを明かしている。

サッカーキング

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